物語・観自在編 その1(「黄金の華の秘密ー101」)
私達の住む世界は、一瞬間でみれば、縦、横、高さの3つのファクターによる3次元空間ですが、実際にはそこに一方通行の時間軸というファクターが入ってくるので、正確には「4次元時空間」です。
アインシュタインの特殊相対性理論でいえば、「果てしなく見える望遠鏡で宇宙の果てを覗くと、自分の後頭部が見える」ということなので、この次元の本質に球面性が存在していることを教えてくれています。
球状(或いは、メビウスの輪でも構いませんが・・・)をイメージしてみて下さい。
例えば、
あなたが、地球の赤道のある1点に立っていて、その分身が(僅かに空中に浮揚したまま)音速で、或いは光速で赤道上を西に向かって走り出したとします。
そのゴールには、あなたの背中があるはずです。
私達の住む大宇宙はその様な構造になっていることが予測されています。
現在、リサ・ランドール教授らによる仮説(予測)によると、メンブレーン(膜)に無数の4次元時空間(大宇宙)が張り付いている、と考えられています。
これを私達の日常風景に喩えて言えば、
「シャワーカーテン(メンブレーン)についた無数の水滴(大宇宙)のようなものである」とランドール教授らは説明しています。
そして、一つ一つの水滴(大宇宙)はそれぞれに独立した存在で、隣にある他の水滴の存在に気づかない、そういうイメージです。
素粒子は別として、野球のボール程度の大きさの物質が次元移動する確率は数兆分の1と言われています。非現実的な数字ですが、しかし同時に0(ゼロ)ではないとも言えます。
仮想的な2次元世界(平面世界)の生物として喩えられる芋虫(いもむし)の世界は、どのようなものでしょうか?
一見、彼らは絶えず地べたを這いずり回るだけの存在です。
一度、芋虫になったつもりで、「観自在」で観察してみて下さい。
目の前に3次元空間世界の(普通の)人間が現れたところで、(芋虫になったあなたには)その全体像を把握することは不可能でしょう。
靴のソール部分だけを見て、何か巨大な障害物に出くわしたと思うだけかも知れませんね。
しかし、その芋虫もやがて羽化して蝶(人間と同じ3次元世界の生物)になります。そうなると、蝶はこの3次元空間(=4次元時空間)を自由自在に飛び回りはじめます。
そして、地上を這いずり回っている仲間達にこう言います。
「早く次元上昇して、3次元世界に来るといいよ。実に自由で、素晴らしい空間だ!そして見えるもの全ての景色が違うよ!」と。
その声が届いた芋虫は、自分も早く羽化したいものだと希(こいねが)うに違いありません。
(4次元時空間の存在である私達が次元上昇したら、そこに待ち受ける世界はどのような世界なのでしょうか?また「神の計画」は私達を次元上昇に導くことを目的の一つにしているようですが、その本意は一体どこにあるのでしょうか?)
どうです?
上手く「観自在」できましたか?
また今まで学んできたことが、
「鰯の頭も信心から」のような金科玉条的な古く腐敗した宗教観ではなく、
それとは正反対の極めて科学に近い世界の情報であることを感じて戴けたでしょうか?
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