神秘編 その30(「黄金の華の秘密76」)

『猿の惑星』という映画をご存じでしょうか?

チャールトン・ヘストン主演の40数年昔の映画です。

観る者誰もが度肝を抜かれた驚愕のラストシーン!

あのラスト前の洞窟での場面で、例えば仮に「竹取物語」、「源氏物語」や「ゴジラ」の小説やビデオが出てきて、後に人類(映画上は進化した人間の言葉がわかる猿)がそれを発見したとすると、架空の存在のかぐや姫、光源氏や大怪獣ゴジラは、過去の実在の存在として扱われるかも知れません。

しかも、人々(←くどいですが、進化した猿です^^;)の間には、「どうやら月には生命(宇宙人)がいるらしい」とか、

「むかし、この地球には光源氏という大変な女たらしがいたらしい」とか、或いは「この地球にはゴジラという大怪獣がいて、太古の人類((←これは現代の人類、・・・ビデオですから^^;)は、どうやらこのゴジラに滅ぼされたにちがいない!・・・ところで、このゴジラは、まだ生きているのだろうか?」などと思われる可能性があります。

しかも、怪獣といえば「ゴジラ」という記憶が、人類(猿です^^;)の共通認識として埋め込まれていきます。

これは、私たちが火星人をイカのお化けのような姿として思い描くのと同様の現象です。

本来なら、そもそも火星人はいるのか?とか、

火星人がいたとして、本当にイカのような姿をしているのか?などという議論があるはずですが、大衆はそんな高尚(?)な議論などには関心がありません。

おもしろけりゃ、いいのです!(ほんまかいな?^^;)

上記のような例は、勿論、私の創作した作り話ですが、実は上記のたとえ話と似た話は現実にいくらでもあります。

それらについては後日書くことになりますから、ここでは触れません。話を続けます・・・

女優のジョディー・フォスターが主演した、天才科学者カール・セーガン原作の『コンタクト』という映画があります。

その映画の中で、ジョディーの演じた科学者宇宙飛行士は宇宙人とコンタクトしますが、その宇宙人は彼女の父親の姿で彼女の前に現れます。

といっても、それは実在の宇宙人が変装しているわけではなく、ある種の蜃気楼(ホログラム)のようなものです。

懐かしい父親との再開に喜んだのも束の間、宇宙人に騙されていることに気づき食ってかかります。

しかし、宇宙人には悪意がなく、彼女を安心させるために彼女の記憶を使って彼女が最も安心できる人物の姿とロケーションをとって出現している旨の説明を彼女にします。

賢明な彼女はそれで納得して、さまざまな質問をその宇宙人にします。現代の人間には、まだ真実が受け入れられないようだから、それを配慮して人間の受け入れることができる姿で、また受け入れることができる内容、範囲でアプローチしていることを彼女に伝えます。

これはサイエンス・フィクション映画とは言え、ほぼ正しい内容の映画です。

また、これは宇宙人を神と置き換えれば、そのまま神との接触と読み替えることも可能です。

実際の神はエネルギー体ですから、人間の目には見えませんし、通常語られるような姿をしているわけでもありません。あえて言えば、霧のような、雲のような、雷のような、変幻自在な存在です。

勿論、目に見えない存在ですから、霧のような、雲のような、雷のようなものでもありません。

暗黒物質の正体であるニュートラリーノやアクシオンなどの素粒子群のような姿や、宇宙の主役である暗黒エネルギーのような姿が神の正体に近い、という方がより正しい表現でしょう。(これとても正確ではありませんが^^;)

神の実態は、皆さんが思い描く神の正体とは似ても似つかないものであることがお分かりいただけますか?

まだ、先は長いので、ここでは巨大な意思を持ったエネルギー体が神の正体である、ということにしておきます。

もうひとつ、『マトリックス』という映画シリーズがありました。キアヌ・リーブスが主演し、世界中でヒットした映画です。

これは、OSHO著の『黄金の華の秘密』(太乙金華宗旨のOSHO版)のSF版のようなものです。我々が壮大な催眠にかけられているという現実に気づけば、あながち単なるSFとは言えないような内容です。と言うよりも、比喩と言うことで考えれば、現実を投射したかなり正しい内容の映画と言ってもいいくらいです。(きっと、普通の人なら混乱してついていけないでしょうねぇ^^;)

あくまでも、喩えとしてですよ。


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