物語・観自在編 その10(「黄金の華の秘密110」)

真空状態の宇宙空間で、惑星はどのようにして他の惑星とぶつかることなく、また太陽に引きずり込まれることなく、浮かんでいられるのか?

太陽への引力と大周回での遠心力とのバランスだけで均衡しているのか?

では、宇宙の膨張で、そのバランスは崩れないのか?

実は、宇宙は真空状態ではなかったのです。そこには暗黒エネルギーという「空」が充満していたのです。

かつては、この「空」の「間」をエーテル※という物質が満たしていると予測していた科学者グループもいました。

(その予測は、A.アインシュタインの予測によっても、最先端宇宙物理学によっても、脆くも排除されています。)

しかし、物質ではなく、エネルギーがこの「間」を満たしていたのです。

そしてこの暗黒エネルギーと暗黒物質が「空」の正体の中心だと思われます。

※アルコールのエーテルではありません。

歌舞伎や芝居、話芸などでも使われる「間」とは、こじつけて言えば、決して何もない「無」のことではなく、エネルギー(=「空」)を満たすことだったのです!

「空間」という言葉が、「空」が満ちた「間」ということを表しています。決して「無間」とは言いませんよね。

どうでしょう?

「空」が全ての「色」を生み出し、「色」は「空」の存在により生かされ、死すれば「空」に帰っていき、再び「空」の力で「色」となって再生されるらしい、という事実が想像できましたか?

これは輪廻転生の原理そのものです。

さて、ここで少し話題を変えます。

公園の砂場で遊んでいる二人の子供、少し離れたところで見守っている二人の母親。

この母親は、子供にとってはある意味で神のような存在です。このことに異論はありませんよね?

彼女は、わが子を「見守っている存在」であり、子は彼女のコピー(ある意味の「曼陀羅」)、そして子供の育成には明確に彼女の意思が働いていて、そのことは子に意識無意識に「記憶」されていきます。

それらの記憶は、彼女の愛情という「エネルギー」により、子にとってより一層意味あるものになっていきます。

しかし、砂場で突然子供たちが争ったり、或いは思わぬ怪我をしたり、など、さまざまなことが起きます。

勿論、これらのことが母親の意図するところではありませんが、そもそも「場」で起きたことなら、母親がその場所に自らの子を連れていかなければよかったのではないか、という見方をする人が驚くほどに大勢います。

自宅に365日×24時間閉じ込めておけば、少なくとも外でのトラブルには巻き込まれない、というような考え方に他なりません・・・否、その前に子供を作らなければ、子供のトラブルは皆無のはずだと、そのように考える人も大勢います。(それ以外の問題が、多数発生しそうですが^^;)

上記の文章を読んで、「そんなバカな!」と思った方は、是非、以下の方法で再読してみて下さい。

母親:神

子供:人間

砂場、場:地球上のどこか

争う、怪我、トラブル:戦争、けんか、病気、殺人、自殺など

観自在に読みこなせたでしょうか?

再読後に、どのように感じられましたか?

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