物語・観自在編 その7(「黄金の華の秘密107」)

私は「たんぽぽ」。

私は、「ここ」で生まれ、「ここ」で死んでいく。

いろんなところに私の子孫がいるのだろうけど、

彼らや彼女らは、私のことなど知らないし、気にも留めていないだろう。

でも、彼らにしたって、今生きている「そこ」で死んでいくのでしょう。私と同じように。

しかし、いつの日か、この広い大空を、いや、宇宙を自由自在に駆け巡る日が訪れることを願ってやまない。

みなさんは、ご自身の曽祖父のご両親のことを知っていますか?あるいは曽祖母のご両親のことを知っていますか?

知らなかったしても、思いを馳せたことがありますか?

どのように生まれ、どのように生き、どのような思いを抱いて死んでいったのか?

そしてそのDNAを、今の自分(肉体)が確実に受け継いでいることを・・・

「たんぽぽ」を人間、「ここ」「そこ」を地球として読み替えてみて下さい。

「観自在」が分らないと、「黄金の華の秘密」の行間が読めなくなると思います。字づらだけでは、きっと読み違えてしまいます。

主観(自分の目線)だけでモノを見ると、周り(真実)が見えなくなってしまいます。

孔子は、こう謂いました。

「人、学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し」と。

疑問を抱くだけでなく、昇華させていくところに新しい世界が開けてきます。

いつの時代でも、そうやって階段を上ってきたのですから。

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