神秘編 その27(「黄金の華の秘密72」)

多くの人たちは、私たちの知る世界を唯一の世界と思っているようですが、実は、それは単なる私たちの錯覚によるものです。

日常、私たち人間は、この世界を光の反射を通して見ています。景色も含めて物体などを直接見ることは、誰一人としてできません。

朝日の中の富士山、日中の富士山、夕焼けの中の富士山、真夜中の月下の富士山、すべて異なる表情を見せるのは富士山の山肌が変化しているのではなく、光の反射が変化しているだけなのです。

(何を当たり前のことを、と言わずに、もう少しお付き合いください^^;)

トンビは、赤外線の反射を感知してネズミなど地上の小動物を餌として捉えます。おそらくトンビの中では、この世は真っ赤な、少しざらついた世界に見えているに違いありません。

(通常の視力が殆どない)蛇は、熱を感知して行動しています。或いは、複眼のトンボにも、まったく違う世界が見えています。

もし、太陽が現在とは全く違う光(電磁波)を放ったとしたら、或いはこの世界は白黒TVの世界のように見えるかも知れませんし、或いは砂の嵐の世界のように見えるかも知れません。

昔の人が、「観光」という言葉を作ったことに驚愕の思いを感じざるを得ません。

実は、このことを正しく認識しておくことは「神の計画」を知る上で大変重要なことなのです。

「群盲象を評す」という話があります。

数人の盲人が象に触れて、

ある人は「象とは壁のようなものだ」と、

またある人は「象とは蛇腹のホースのようなものだ」と。

他の者たちは、

「象とは牙のようなものだ」

「象とは紐のようなものだ」

「象とは丸い柱のようなものだ」と。

それぞれに、体の一部分を全体として捉えているわけですが、各論的にはそれぞれに正しいとは言え、総論として言えば間違っています。

私たちの視覚認識も、そのようなものであることを知っておく必要があり、私たちの目に見える世界(=色)だけが全てではないということを心しなければいけません。

そうすることで、はじめて「色即是空」の世界が観えてくるのです。

また、この世界の曼陀羅構造についても知っておく必要がありそうです。

そうすることで、見えない世界の存在や、またそこにあるフェイクの世界(の危険性)などについても理解することができます。

そのための補足として、次回以降、へミシンクを使った体外離脱の有効性や危険性について述べておく必要があると思います。

これは、パラレルワールドについての話ではなく、無数にある純粋フェイクワールドについての話です。それはどのような世界で、また、なぜそのような世界があるのか、などについての話です。その前に、ワンネスについて簡単に触れておきます。


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