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コロッケ in my head

コロッケ、日本人には馴染みがあるというか、誰でも何か懐かしさを感じる食べ物だと思う


よく聞くような話だと

学校帰りに肉屋の揚げたてコロッケを食べながら帰ったよねとか、「コロコロコロッケ〜」って昔スーパーでずっと流れてたわとか、観光地のコロッケ美味いけど高いよねとか

まぁほんのちょっとくらい話の弾む食べ物ではあると思う

かくいう俺もコロッケは好きだし、たまに食べたくなる、まぁその程度だけどでもコロッケは美味いと思う

コロッケの中でもクリームコロッケは大好きで、よくこんな風にコロッケ進化させたなと思ったことがある、その時なんとなくコロッケの歴史を調べたらもともとフランス料理のcroquette(クロケット)という揚げ物があるんだけどそれが今で言うクリームコロッケみたいなもので、それが日本のフランス料理屋で食べられるようになった後、もっとお手軽に食べられるようにじゃがいもを使ったコロッケが出来上がって広まっていったらしい

つまりコロッケ→クリームコロッケ

じゃなくて

クリームコロッケ→コロッケ

なんだと知って感心した覚えがある、以上コロッケ知識でした、でも俺が言いたいのはこれじゃなくてやっぱりコロッケは目立たないけど誰にでも愛されているもので、それはこれからも変わらないだろう


ある日街中で肉屋を見つけた、初めて見かける店だったけど多分昭和くらいからありそうなレトロな感じで、中にはおじいさんが肉を捌いてて、おばあさんが揚げ物を作っていた

なんかいいな、と思いながら中を覗くと揚げ物の張り紙がしてあって

コロッケ50円

の文字を見つけた、安っ!と思ったと同時にコロッケの文字を見た瞬間なんか学生の頃を思い出すような懐かしい気がして、買っていこうと思った

「すみませんコロッケ買いたいんですけど」

「はーい、今ちょっと予約の注文入ってて時間かかるけど大丈夫?」

「大丈夫です、待ってます、コロッケ4枚お願いします」

そうおばあさんに伝えて、今夜の飯はこれとあとなんかあればいけるだろなんて考えながら待っていた

少し時間が経って、自転車で来たおじさんがおばあさんに挨拶して大量の揚げ物を買って行った、昔ながらのいい肉屋なんだろなと思って自分のコロッケも待ち遠しくなる

「コロッケ4つのお兄さーん」

店内からの呼びかけに反応しておばあさんのもとに寄ると、コロッケを紙袋に入れていた

「200円ね」

「はい、これで」

おばあさんの手のひらに200円を差し出し、コロッケを受け取る、紙袋は油が染みて、揚げたての熱さを感じる

「ありがとね」

「うぃっす」

そう言い返して店を去った、なんだか気分が良かった帰り道だった

















家に帰ってコロッケ食べたらめっちゃ不味かったんだけどこんなことある?






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