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謎クリエイターさん、まだ無料謎で疲弊してるの?_後編

後編です。後編から読んでも大丈夫なやつです。

前編では、既存の(一般的にイメージされている)謎解きでの収益の出し方についてご紹介をさせていただきました。他にいろいろあるよ!という意見もあるでしょうが、細かいことは割愛します。後編では、「ほかにもこんな収益化がある」というご紹介をさせていただこうと思います。

なお、こちらの記事についてはもっぱら「Twitterや「謎の一枚」で1枚謎作りまくってる人って嫌儲なんかな?」という疑問から書いておりますので、そうした人たちが想定されていることをまず記しておきます。

ここで紹介するのは「元手が(ほとんど)かからない」「リスクが少ない」モノたちです。その分リターンも大きくないかもしれません。しかし、ここで得た元手はモチベーションや次のオモチロイ謎解きに使われるかもしれないと思うと、少しのリターンがいかに大切かわかると思います。

■(みんながまだ使ってない)謎解きのマネタイズについて

というわけで、謎解き以外のクリエイター界隈ではもう主流なのに、謎解きではなぜかまだまだ主流じゃないマネタイズをご紹介していきます。

1、パトロンサイト

2、データ販売 および 通信販売系

3、動画サイト

4、クラウドファンディング

1、パトロンサイト

こちらはいわゆる「クリエイター支援サービス」のことです。月額100円とか、500円とか、そういう金額を払うから何かメリットがあるタイプですね。正直言うと、一枚謎を作ってる人たちは今すぐこれをやるべきだと思います。週に1度1枚謎を見ることができるから100円とか、全然アリじゃないですか?
いや僕はTwitterが大好きなんだ!ぜったいTwitterに投稿したい!という人だって、たとえば「最初はTwitterで投稿して、ツイートは1週間くらいで削除する。過去に投稿したものはパトロンサイトで閲覧可能にする(なんなら解説付きで)」とか、全然好きな人のだったら100円とか300円とか毎月払うと思うんですよ。
逆もありですよね、まずは支援サービスで投稿して、その1週間後にTwitterで投稿する。「作成した謎を先に見る権利」みたいなの。
「クリエイターとして名前が売れてないし…」「有名じゃないし…」という人も、この形式であれば謎というフックがあるのでやりやすいと思います。
(もう名前が売れて優秀な人は、もしかすると単に制作日記でも支援が来るかもしれませんね)

パトロンサイトってどんなものがあるのかわからない方は、この辺りがおすすめです。

有名どころはやっぱりpixivがやっている「pixivFANBOX」。

絵描き以外も使ってるの?と疑問があるかもしれませんが、声優やVtuber、歌い手踊りてコスプレイヤー意外といろんな人が使っています。謎クリエイターが混ざっても何の違和感もないでしょう?

2、データ販売 および 通信販売系

持ち帰り謎を作ってる人で、紙だけで完結する人は、いますぐデータ販売をしよう。このご時世で言えば「電子書籍」販売です。
電子書籍販売のメリットは「印刷費用不要」「在庫管理不要」「永遠に販売し続けることができる」です。そのため逆に言うと「紙ならではの謎は難しい(印刷してもらう前提で作ればOK)」、「在庫少ない商法が出来ない」などはあります。

過去の絶版になってしまった持ち帰り謎を、そのまま眠らせておくのはもったいなくないですか?あたらしい持ち帰り謎を作るための印刷費用を、まずはつくりたくないですか?

販売データを作るのが大変そうなイメージがあるかもしれませんが、1枚謎を作ってJpgで保存できているならば問題はありません。そのデータをそのまま送れば販売できるところも、ぜんぜんあります。とくに同人誌系のデータ販売はその傾向が強いです。

前出したpixivがやっているBOOTHが強いです。

私が主宰している団体の作品はこちらで販売しています。

ついでに言うと、BOOTHはモノの通販も出来ます。そして手数料が3.6%と恐ろしく安いんです。委託販売のメリットがたくさんあることはもちろん存じていますが、自分でBOOTH等を用いて通販をするのもメリットがたくさんあります。

3、動画サイト

ここからは収益化が難しいものです。
謎解きイベントを作る人には、動画を作る人も多いですよね。youtubeなどで謎を配信するのはまだあまり開拓されていないジャンルなので、まだまだ可能性があるでしょう。

新たなチャンネルが収益化を有効にするためには過去 12 か月間の総再生時間が 4,000 時間以上であり、かつ、チャンネル登録者数が 1,000 人以上いることが必要となる新しい条件を設けます。

適当に書いたけどこれはしんどいわ。ごめん。可能性としてはあるし、私は「謎解きVtuber第一号」になりたい。

4、クラウドファンディング

はい、これは諸刃の剣です。こちらはチャリンチャリンの収益化というよりも、謎解きイベントを実施したい!などやりたいことがあるけどお金が足りない場合につかうものです。過去事例を貼るので、あとはこちらを見てください。

クラウドファンディングは、あくまでも投資です。「なにかをやります!」といってお金を集めるわけですから、その「なにか」が実施されなかった場合は燃え上がる可能性もあります。それは念頭に置きましょうネ。

後編のまとめ

実は一番ここで書くべきことを書いていませんでした。

noteで有料販売すればよくね??????

今この記事を書いている「note」も記事を有料販売できて、画像がアップロードできる。つまりは、一枚謎みたいなものを売るには便利!登録も楽ちんだし全然いいぜヒャッホイ!

繰り返しになりますが、収益化に興味がない、モノづくりにプライドをもって好きでやっている、という方は気にする必要はないと思います。でも、せっかく作ったものが少しでも「売り上げ」という形になるのは、ものすごいモチベーションになります。

持ち帰り謎を制作する、謎解きイベントを実施する、それらも素敵ですが、ちょっとハードルが高いと思うんです。だからこそ、その間での収益化として一つこういうものはいかがでしょうか。

また、既存の謎解きイベント制作者、持ち帰り謎販売の方々も、絶版品の流通での収益化や、謎解きイベントと謎解きイベントの間の支援を得る方法としてデータ販売やパトロンサイトの活用はめっちゃ有用です。

ぜったいみんななら、少年●偵SC●AP団よりいいリターン考えられるって!!!!!!!!!!!!!!!

おしり。

三月ちゃんをいろんなイベントに出張させることが出来ます。ヤバそうなイベントに自分で行く気はないけど誰かに行ってきてほしいときに使ってください。