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聖書を読むnote#19

マルコによる福音書15:1-15


夜が明けるとすぐに、祭司長たちは、長老たちや律法学者たちと最高法院全体で協議を行ってから、イエスを縛って連れ出し、ピラトに引き渡した。
ピラトはイエスに尋ねた。「あなたはユダヤ人の王なのか。」イエスは答えられた。「あなたがそう言っています。」
そこで祭司長たちは、多くのことでイエスを訴えた。
ピラトは再びイエスに尋ねた。「何も答えないのか。見なさい。彼らはあんなにまであなたを訴えているが。」
しかし、イエスはもはや何も答えようとされなかった。それにはピラトも驚いた。
 ところで、ピラトは祭りのたびに、人々の願う囚人一人を釈放していた。
そこに、バラバという者がいて、暴動で人殺しをした暴徒たちとともに牢につながれていた。
群衆が上って来て、いつものようにしてもらうことを、ピラトに要求し始めた。
そこでピラトは彼らに答えた。「おまえたちはユダヤ人の王を釈放してほしいのか。」
ピラトは、祭司長たちがねたみからイエスを引き渡したことを、知っていたのである。
しかし、祭司長たちは、むしろ、バラバを釈放してもらうように群衆を扇動した。
そこで、ピラトは再び答えた。「では、おまえたちがユダヤ人の王と呼ぶあの人を、私にどうしてほしいのか。」
すると彼らはまたも叫んだ。「十字架につけろ。」
ピラトは彼らに言った。「あの人がどんな悪いことをしたのか。」しかし、彼らはますます激しく叫び続けた。「十字架につけろ。」
それで、ピラトは群衆を満足させようと思い、バラバを釈放し、イエスはむちで打ってから、十字架につけるために引き渡した。


要約(Claude3)

イエス・キリストが十字架につけられる前の出来事が描かれています。

要点をまとめると:

  1. 祭司長たちと最高法院がイエスを訴えるためにローマ総督ピラトのもとへ連行した。

  2. ピラトはイエスに尋問したが、イエスは沈黙を守った。

  3. 祭りの期間中、ピラトには囚人を一人釈放する習慣があった。

  4. 群衆は、人殺しの罪で投獄されていたバラバの釈放を要求した。

  5. ピラトは群衆にイエスを釈放したいか尋ねたが、祭司長たちに扇動された群衆は、イエスを十字架につけるよう要求した。

  6. ピラトは群衆を満足させるため、バラバを釈放し、イエスを十字架刑に処するよう命じた。

この出来事は、イエスが無実であるにもかかわらず、政治的・社会的圧力によって死刑に処された不当な裁判の一例として捉えられています。同時に、多くのキリスト教徒にとって、イエスの死は人類の罪のための犠牲であり、復活につながる重要な出来事と理解されています。

Claude3 とのやりとり

沈黙を守るイエス様に関してどんなふうに思いますか?

イエスが沈黙を守ったことについては、いくつかの解釈が可能です。

  1. 無実の証し:イエスは自分に対する訴えが偽りであることを知っていたため、弁明する必要がないと感じたのかもしれません。沈黙することで、自らの無実を示そうとしたとも解釈できます。

  2. 神の御心への服従:イエスは自分の使命が十字架上の死であることを理解していました。沈黙することで、神の御心に従い、預言された運命を受け入れようとしたと考えられます。

  3. 尊厳と威厳の維持:イエスは不当な扱いを受けながらも、沈黙を守ることで、自らの尊厳と威厳を保ちました。これは、困難な状況下でも信仰と品位を失わないという模範を示したと言えます。

  4. 預言の成就:イザヤ書53章7節には、苦しみを受ける神のしもべが「羊のように屠り場に引かれて行き、毛を刈る者の前に黙っている雌羊のように、口を開かない」と預言されています。イエスの沈黙は、この預言を成就したものと理解することができます。

イエスの沈黙は、信仰、忍耐、そして自己犠牲の強力な象徴であり、多くのキリスト教徒にとって、困難な状況下でも信仰を貫く模範となっています。同時に、不当な扱いを受けながらも、平和と尊厳を保つ方法を示しているとも言えるでしょう。

感じたこと・まとめ


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