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「大腸内視鏡検査」体験記

みなさんこんにちは、まーぶるです。

先日 大腸内視鏡検査を受けてきました。全く受けたくなかったのですが、私はお腹に持病があるので泣く泣くお尻からカメラを挿れられました。
今回はそんな大腸内視鏡検査を受けてきた時の流れを書いていきます。この記事を読んで戦慄してそんなに怖くないんだなと感じてもらえれば幸いです。


検査までの流れ

検査までの流れについてです。一般的には検査の前日夜に下剤を2リットル飲むやり方がメジャーのようです(まーぶる調べ)。
これは、大腸にカメラを挿れた時に💩があると病変を見つけられないので2リットルも下剤を飲み、腸内を空っぽにします。例えば前日に食べたお寿司の海苔が腸壁に張り付いていたら病変が隠されてしまうかもしれません。
そして、腸内が空っぽかどうかは便の状態で判断します。「大腸カメラ 便」で検索すると画像が出てくると思いますのでぜひ調べてみて下さい。

前回私は下剤を2リットル飲めずに泣いたので、今回はブラウン法という下剤を少量飲むだけで良いやり方で受けました。

大まかな流れとしては、

①2日前の夜に下剤(錠剤タイプ)2錠飲む
②前日は1日検査食を食べ、夜に下剤(液体)を300ml飲む
③当日朝に坐薬をして病院へ

こんな感じでした。詳しく見ていきましょう。


検査2日前

検査2日前の夜から準備をします。

検査2日前の流れ

大量の下剤を飲まない代わりに準備期間は長くなります。ここはデメリットですが個人的には下剤を飲むより断然楽でした。
ここで飲むのはアジャストAコーワという錠剤を2錠(40mg × 2)です。サイズも小さく飲みやすいです。コップ一杯の水で流し込みます。

直径7mmくらい

一応この薬も下剤なのでちょっと身構えていましたが、特に便に変化はありませんでした。


検査前日

ここから本格的な準備をします。

検査前日の流れ

検査までの間で口にして良いのは検査食と水、お茶、スポドリ、砂糖らしいです。検査食は病院内の売店やAmazonで購入できるので、予め用意しておきました。値段は1500円~3000円程度で、私が選んだのはキユーピーさんの商品です。3食セットになっているのは本当に楽でうれしい☺️

朝食

まずは朝食。白がゆ(梅ふりかけ付)、みそ汁のセットです。

おいしそう

白がゆだけでも塩味を感じられたので梅ふりかけをかけなくても良いかもしれないです。でも梅ふりかけも丁度良い酸っぱさでグッド。みそ汁も思ってたより味濃くておいしかったです。
そして昼食までの間に水分を意識して摂ります。便がかなり緩く、食事量も少ないので水分補給が大切とのことです。

昼食

次に昼食。紅鮭がゆとすいもののセットです。

やっぱりおいしそう

朝食に比べて薄味でした。鮭味というより鮭風味かも。すいものは一般的なレトルトの味に近くておいしかったです。
ただ、消化しやすい食事なので食後2時間もすれば腹ペコになってしまいます。食べ終えたときは満足感あるんですけどね。

間食

なんとおやつもついてました。
この間食、私が今日摂取するカロリーの40%を占めているので全部食べて飲みます。

あめ湯(飴湯)

あめ湯以外の写真は撮り忘れました。かなり甘いジュースと紅茶な間食。水物ばっかでお腹ちゃぷちゃぷ。虫歯も侵食。クッキーは可もなく不可もない味…。
ちなみに「あめ湯」は初めて飲みました。とろみがあって何か味はあるけど表現できぬ味でした。湯呑がなかったのでコーヒーカップだし、水物ばっかでもうお腹ちゃぷちゃぷです。

夕食

最後に夕食です。これ夕「食」なのか…?

自然光がなくなったせいで不味そうに見える

成分表にはコーンパウダーと書いてあるものの実際は牛乳の味強めのポタージュでした。3食と間食を全部食べた感想として、低残渣食としてはおいしい部類に入ると思います。お腹の手術後にこれが出てきたら喜んじゃうレベル。

デザートに下剤

夕食後には下剤をいただきます。

下剤2種(計300ml)

マグコロールとピコスルファートという2種類の下剤を水で薄めて、合計300mlをゴクゴク飲みます。マグコロールは果汁300%オレンジジュースみたいな味でめちゃくちゃ酸っぱいです。ピコスルファートはほんの少し甘いただの水でした。地獄の下剤2リットルに比べれば全然苦しくありません。

下剤を飲んでからはトイレと部屋を往復することになります。私は計12回トイレに行きました。下剤を飲む前にトイレットペーパーの補充や、同居人がいる場合は事情を伝えておくと良いでしょう。トイレの取り合いになるとこちらが必ず漏らします。


検査当日

いよいよ当日です。

検査当日の流れ

坐薬注入

最後のダメ押しに坐薬です。この時点で既に便はほぼ透明で、おそらく検査可能なレベルになっていましたが処方されていたのでぶち込んでおきました。

朝食のようなもの

糖分が不足するので砂糖を摂ってほしいと言われ、砂糖水か砂糖入りの紅茶を薦められたのでスポドリをコップ一杯飲みました。
そしてこの朝食後は飲み物しか飲めず、検査1時間前からは飲み物も飲めません。ふらふらになりながら病院へ向かいます。

やっと検査へ

長い準備を経てついに検査です。
検査自体は鎮静剤を使ってもらい、ほぼ寝ている状態で受けられました。授業中にめちゃくちゃ眠くて寝落ちしている時に似ています。寝ているけど周りの声は聞こえるみたいな感じ?です。

多少感覚がありますのでお腹やお尻の違和は感じます。「うあ…」や「ん、ちょっと…い、いててて…」のような片言を終始発していたようで、検査後に看護師さんから教えてもらってちょっと恥ずかしかったです。

検査後

検査が終了すると鎮静剤による鎮静効果を解除する薬を投与されるので30分ほど休憩室で寝て、そのまま公共交通機関を使って帰宅です。
血圧と血中酸素濃度に問題はないと言われていましたが、若干ふらつく&眠気があったので少し気を付けながら帰りました。

また、検査の際に腸に空気を注入される為かなりお腹も張ります。とはいえ時間経過とともにガスが排出(おなら)されてすぐにスッキリしました。
お腹がびっくりしないよう回復食としてお粥も買いました。


まとめ

大腸内視鏡検査は血液検査や尿検査に比べると準備や体への負担が大きい検査だと思います。特に準備が大変で、前々日から準備したり2リットルの下剤を飲む必要があったりと検査そのものよりも検査をするまでがキツいですね。
定期的にこの検査を受けなければならない身としてはもっと楽に受けられるようになればいいなと切に願っております。

それでは今回はこの辺で、バイバイ👋


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