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夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

恋愛モノが観れない私が夜きみを2回観たので感想を📝
良い意味でとても裏切られた映画でした。
恋愛モノか〜と思っている人にも是非観てもらいたい。

・茜の生活
まず、茜を取り巻く環境が想像以上にしんどい。
毎日必死に、失敗しないように、完璧にちゃんとしようとする茜。なのに、周囲の人間の勝手さ、無関心さが観ていてものすごく苦しかった。
こんなに頑張っているのになんで私ばっかり、って思う時の心臓がギューってなる感じになって身体にめちゃくちゃ力入りながら映画観てた。
序盤で1番しんどかったの、茜がマスク忘れて具合悪くなって学校遅刻した時、母親から電話で「男の子とサボってるってこと?」って言われて、理由もちゃんと聞かずに呆れたように電話切られたところ。
普段の茜を見てたらサボるはずないってそんな疑うような言葉出てこないはずなのに、理由も聞かないで酷くない!?
私だったらそんなん言われたら、あーもういいやダルいって学校行かんのに、茜はそんなこと言われても行くんだよ…偉いね…

・学校ってしんどい
学校のシーンもしんどかった。
なんだあのクラス、って感想が出てくるくらいには文化祭のとこイライラして見てたけど。協調性も思いやりもどこかに捨ててきたんか?
担任も、先生も写真入ろうかな〜じゃないわ、あなたが撮りなさいよ。
あと、トイレで人の悪口言う女子ムーブがあって、中学時代を思い出し冷や汗流れた。
なんだろうねあの学生時代の女子トイレの怖さ。
今考えたらただ用を足すだけの場所なのにな…

…と、茜があまりにもしんどくて、自分の昔も思い出しつつ彼女の周辺への文句ばかり言ってしまいました、ごめんなさい。イライラさせるくらい役者さんたちの演技が上手ってことですよね。

中高時代って今より行動範囲が狭いから、世界がまるで学校と家庭だけのように感じるよね。少なくとも私はそうだったな〜。
特に本当に学校っていうコミュニティは異常だった。そこから炙れたら世界から置いていかれるような、なんとか合わせなきゃ、馴染まなきゃって必死だったな。大人になった今なら、そんな必死になるようなことじゃないってわかるのにね。
茜の「笑ってないとやってられない」みたいなセリフ、すごく共感した。

・茜の思いが溢れる
だから、茜に屋上で本音を叫ばせたシーンは青磁がヒーローに見えたし、私も叫ぶ茜を見ながら青磁に救われたような気持ちになった。
ムカつくって気持ちをなんとなく表に出しにくい風潮が現代にはあると思うからこそ、すっきりしたし、感動したシーンだったな。

・青磁
自由奔放に見える青磁にも抱えているものがあるのも良かった。
幼い頃の思い出を宝物にして、懸命に病気と闘っていた彼の過去を勝手に想像してちょっと泣いた。
でも、その大事な思い出である本人に忘れられてたの可哀想すぎた!しかも性格も変わっちゃってるし。そりゃ大嫌いって言っちゃうし、なかなか辛辣な言葉たくさん言ってたけど、言いたくなるよな…って。

夜の学校、屋上でペンキ塗り合うシーン、すごく好き。
今度は茜がヒーローとなって青磁を屋上に引っ張り上げる描写がすごく良かったです。
無邪気に楽しそうにペンキを塗り合う2人を見て静かに涙を流しました。

・好きなシーン
色々好きなシーンあるけど、まずただの映画鑑賞者としてはやっぱり朝焼けのシーンかな。まるで世界に2人しかいないような静寂と美しさで、こんなに綺麗な空があるんだ!って驚いた。
屋上でペンキ塗ってる時の曲が良すぎる…
ただでさえ、本編で1番の笑顔で笑い合う2人に胸がいっぱいになっているのに、曲が良すぎて泣きました。

そして、白岩瑠姫のオタク人格的に好きなシーンを1つだけ…「告白されると思った?」ですね…圧倒的にこれです…あのちょっと煽って言う感じが最高ですありがとう瑠姫くん。
キザなセリフが似合うのも、瑠姫くんの魅了であり武器だよね。

この映画は生き辛さや内に秘めた孤独を抱えた人とか、たくさんの人のお守りになるような映画だなと思いました。
本当に観てよかった!!
きっと、JO1の、瑠姫くんのオタクじゃなかったら観ていないので、素敵な作品に出会わせてくれてありがとうだし、JO1のファンになってから夜きみだけじゃなくて、たくさんの知らない世界を知ることができてる。
世界は広いことを教えてくれてありがとう!

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