京大LS履修指導@note



あいさつ

 京大ロースクール新3回生のまぷれと申します。
 本稿は、新たに京大ロースクールの2回生(未修2年目・既習1年目)になる方に向けて、私の独断と偏見に基づき、どの科目を取るべきでどの科目をやめておいた方が良いかを雑に書き殴るものです。
 もし身近に相談できる優秀な先輩や同期がいるのであれば、ここで聞いたことは見なかったこととして、そちらに従ってください。
 この度はご入学・ご進級、誠におめでとうございます。


取るべきと思料する科目

 京大LS2回生の履修登録においては、基本的にほとんど自由はありません。必修の基幹科目が前期は5つ、後期は6つ強制され、さらに、選択することができるのは前後期合わせて5つです。おそらくは前期に3つ、後期に2つ選択科目を入れるのが多数派となるでしょう。最初は基幹科目に集中したいから少なめにしよう、と考えるのもアリですが、卒業要件として66単位を2春~3秋の4タームで取りきらなければならないので、単位が足りずに留年する恐怖に怯えながら3秋に苦労したくなければ2回生で5つきっちり取っておきたいです。履修登録した上で、やめるという手もあります。この場合、(大手で就活するならばとっても大切な)GPAに傷が入ることもないので、履修登録を控えることにメリットはあまりありません。
 なので、さしあたり、2春は3科目選んで履修登録するのが合理的な選択となるでしょう。問題は、この3つとして何を選ぶのか、です。
 そして、以下に示すものが私のおすすめとなります。
 なお、本稿では大々的にこれが楽単なのでこれを取れ!とは書きません。これをやってしまうと、対策されてしまうおそれがあるためです。そういうものは公に投稿すべきではないので、楽単情報は先輩や友人に直接聞くなり、ツイッターで私にDMを飛ばすなりして入手してください。

  • 司法試験選択科目

 京大LSでは、在学中受験の要件として、2回生のうちに司法試験選択科目を4単位取らなければならないとされています。そして、この要件は、実際に司法試験で受けようと思っている科目を取らないといけないというものではありません。労働法を例として言えば、前期に労働法1という科目が配当されていて、後期に労働法2という科目が配当されているので、司法試験で労働法を選択する人はこの2つの科目を前期後期に1つずつ取ることが想定されていると思われます。しかし、労働法1と経済法1、労働法1と知財法1というような組み合わせで4単位を取ったとしても、この要件を満たすことができます。絶対に春学期のうちに埋めておくことをおすすめします。基幹科目が増えて忙しい秋学期に精神を安定させることができます。
 なお、私は司法試験で選択しようとしている科目の労働法と、サブで環境法を取っていました。サブ科目の選び方としては、内容の興味や時間割(基幹と連続しないか、1限ではないか等)、シラバスの授業形式を参考とするのが良いかと思います。

  • 選択科目Ⅰ

 選択科目Ⅰは卒業要件として4単位埋めなければならない科目で、基本的には選択科目Ⅱより重いものです。2春で2単位取れていれば後々かなり楽になるでしょう。ただし、司法試験選択科目と比べたらおすすめ度は下がります。後期の方が選択科目Ⅰで選べる科目が多いので、後期に取りたいものがあれば焦って前期で取ろうとする必要はないと思うためです。2回生のうちに2単位取れていれば十分ではないかと思います。
 なお、私は2春にこれを取ってはいませんでした。


取るべきでないと思料する科目

 私が取るべきでないと考えるのは、途中で履修を取りやめることができない科目、すなわち人数制限科目です。すでに3月17日現在人数制限科目の履修登録が開始されていますが、これは見送りましょう。
 ロースクールで最も頑張るべき科目は基幹科目であり、最も大変なのも基幹科目です。基幹科目にどれくらい時間をかけなければならないのか、については始まってみないとわかりません。効率よくこなしてしまう人もいればじっくり取り組みたい人もいるでしょう。そして、基幹科目にしっかりと時間をかけたいと思ったときに、選択科目が足を引っ張ってしまうと、とても大変になってしまうので、最悪やめられる科目を選択することがリスクヘッジとなります。


まとめ

 以上より、私のおすすめとしては、
  司法試験選択科目×2+選択科目Ⅰor楽単or興味分野の科目
の3科目を選択すること、となります。
 外部生で入試順位も最底辺の私でも2回生ではフル単できました。お世辞にも成績がいいとは言えませんが。なので、あまり怯えることなく、やりたいことをやったらいいんじゃないかな~と思います。色々と書きましたが、せっかくLSに来たからには、多少大変でも興味のある分野の授業を受けるという選択は大いにアリだと思います。
 2024年、私たちと共に頑張って参りましょう…!

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