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「あの一言で日米関係が崩壊した」   小林鷹之の決め台詞に潜むトリック

自民党総裁戦に一番乗りで出馬した、小林鷹之候補には決め台詞があります。ある時期から突如の数々のメディア出演で繰り返し語り出し、出馬会見でも劇的エピソードとして披露しました。一方でかつてはそんな話は一切してなかったエピソードでもあります。

官僚から政治家に転身することを決めた経緯について

外交官として勤務していた駐英日本大使館時代に、鳩山由紀夫の「最低でも県外、Trust me」の一言で日米関係が崩れていくのを感じた。危機感を覚えたため、当時自民党総裁だった谷垣禎一に手紙を送り立候補を直談判した。

本記事は全て敬称略で進めます。それは文章を簡潔にしたいだけでなく、敬称 ー 政治家ならば「○○党代表」とか「○○大臣」 ー が不明、そして不可解な文脈が多く、それこそがまさに問題だからです。小林鷹之は意図して地位を曖昧にしたトリックを用いています。

そのトリックにメディアがハマったのが以下の例です

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