夜泣きとの戦い、絶賛開催中
夜泣きがなかなかおさまらない。
いや、おさまらないというのは違うかもしれない。
一度だけ、息子が生まれてから一晩眠りきった晩があった。あれは嬉しかった。
その頃は、起きても1度だったので、心に余裕があった。
なにが原因だろう。
このところ、息子は3度も4度も起きる。
この間受けたインフルエンザの予防接種のせい?
最近夜が寒いから?
昼間は保育園に預けて、朝晩は娘優先でほったらかしだから?
アレコレ考えても、答えは息子しか知らない。
あるいは息子も知らないのかもしれない。
そもそも、理由や原因を探しても仕方がないことだって、もうわたしも知っている。
夜泣きも、イヤイヤ期も、悪魔の3歳児も、勝手に来て、勝手に居座り、勝手に去っていく。親がジタバタしたって、太刀打ちできない。
黙って、腹を括って、パートナーがいればパートナーと協力して、粛々と受け流すだけだ。
でもね、めっちゃくちゃ辛いの。
娘は夜泣きをほとんどしなかった。
半年ごろには夜のリズムが決まり、1歳ごろには夜の授乳はなくなった。だから、昼間がどんなに辛くても、寝ている時間は平和だった。
ところが、息子ときたら…
寝やしない。
寝かせつけは15分くらいとめちゃくちゃお手軽なのに、まとめてたくさん眠れない。
したがって、自分が1年以上一晩まとめて眠っていないことに気づいたとき、仰天した。
そりゃあ、イライラもするわ!
めちゃくちゃ辛いに決まってるわ!
そして、夫に頼んだ。
わたしを一晩寝かせて!!って。
それで、隣の部屋に布団を敷いて寝てみた。
結果は、惨敗。
泣き声が聞こえたら、息子の隣で眠る夫よりわたしが先に起きてしまう。そして、対応の遅い夫にイライラ。
10分くらい泣き声が続くと、放って置けなくなってしまう。
結局いまだに、母親の本能がわたしの行動を決めてしまうらしい。残念極まりない。
今日も眠たい頭を抱えて、母は朝を迎える。
短時間睡眠の割には、彼は元気だ。
あう?まンま!
布団からでたわたしの爪先を、息子が握ろうとする。冷たい手の感触。
足が布団に引っ込むと、息子がキャキャっと笑う。
朝対応担当の夫が息子を抱えて部屋を出ていくのを、感謝と眠気のなかで見送った。