ダージリンを選んだ日

基本的にはコーヒー派である。

朝は目覚めはコーヒーだし
喫茶店に行って頼むのもコーヒーだ。

ちなみに私の好みは出来るだけ深煎りのどっしりとした香ばしさが漂うコーヒーが好き。もちろん、ブラックで飲む。
主人も種類にはこだわらないがコーヒー派だ。

そんなだから我が家には紅茶の葉っぱのストックはない。
だれも飲まないのだから当たり前だ。

なのに共通の知人である友人夫婦が来るときにはなぜか紅茶の葉を買って来た。
え？なんで？と聞けば
出かけた近くに玄人っぽい人で繁盛している喫茶店があって
そこなら美味しいお茶があるかもと思って入って買って来たんだと言う。

何を買って来たの？

オススメされたやつ。

え、めっちゃアバウトやん。

でもきっとおいしいってと言って笑う主人を見て
まぁいっかと思う。

この際だから二人で「美味しい紅茶の入れ方」を調べて真新しいティーコップに注ぐ。

鼻孔をくすぐる良い香りだ。
思ったよりも苦味はなく口の中がすっきりする感じがする。

次からはここのダージリンをストックしておいてもいいかもしれないね。
急ごしらえの容器にマスキングテープで『ダージリン』と書いて貼る。

あとは友人らが来た時に美味しい紅茶をだせば今日の大仕事は終わりだ。