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芥川龍之介の「蜜柑」と「笛と犬」を読んだ

どちらも超短編。

https://note.com/honzuki/n/n685d8739ef9c (G-darkさんからの引用)

「蜜柑」
人の印象は、見た目の姿かたちより行為や心根が優先するという典型的なお話。
綺麗ごとのように聞こえるけど、実際にありそうな話なので説得力がある。

下品な顔立ち、不潔な服装、客室の二等と三等もわきまえない愚鈍な心ゆえに不快に感じたその少女を、ある行為とそれに根ざす優しい心根を知った途端、一転好ましく思うようになる。
その逆も含め、自分でもよく経験してきたことだけにストンと腑に落ちる。

さし絵の少女の容姿が愛くるしく描かれているのは、その体験後の印象と思われる。

PS:
見た目と心の対比というより、たったひとつの行為で印象が全く変わることがある・・・の方なのか?
いずれにしても、誰にも経験があることには違いない。
逆の場合は、全く不快になってしまうのだが・・・。

「犬と笛」
よく分からないが、嘘をついてはダメよというお話か?

次は小学校の教科書で読んだ記憶がある「蜘蛛の糸」を読んでみよう。

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