ボーカル散財記
これまで歌関連で機材らしきものはレコーダーを除けば音取り用にKORGのUSB MIDIキーボードくらいしか買っていなかったのだが、ここ1,2ヶ月でだいぶ散財してしまった。なんであれ機材というのものは一つ買うと連鎖的に他が欲しくなる沼である。しかし今回は浅めの沼であり、完結したので報告を(以下リンクは全てメーカー公式サイト)。
ダイナミックマイク:AKG/D7 購入価格:ケーブル込みで2万円程度
前々から買ってみようかなと思いながらも踏み出せずにいた、ねんがんのマイマイク。10月にこの活動も2周年を迎え、自分へのご褒美に。どうせ誰も褒めてくれないし、自分くらいは…。そんな切ない話はともかく、シンプルすぎる型番が素敵なドイツAKG社の最上位モデル。マイクについては以下の記事が詳しい。ちなみにカラオケで使うタイプのマイクケーブル、正式には「XLRメス・フォンケーブル」という(XLRケーブル→XLRケープラというTwitter表示名になった)。
私が今Twitterのヘッダー画像にしているのは限定版のシルバーモデルだが、これはおそらく日本では販売していないっぽい。独特の形がカッコいいし、ライブでも顔がでかいのをごまかせてよいのでは?(そんなボーカルは少数派だ)
お店の許可を取り、カラオケで使ってみた(DAMであれば端子が前面にありたいてい可能だが、逆にJOYSOUNDや店舗独自システム機種は物理的に厳しい)。重量感が心地いい。カラオケマイクよりたしかに音はいいが、録音だとよく聴き比べないとわからない。これはカラオケ店のマイク(の痛み具合)にもよるだろう。何より、ボーカルの実力が変わるわけではない。猫に小判だな、マイクの前にクソみたいなボーカルをなんとかしろ…誰だ今、変なこと言ったのは!
マルチアンプ:Roland/MOBILE CUBE 購入価格:16000円程度
マイクを買うと、使う機会があるかはともかく自前のアンプも欲しくなった。ボーカルアンプというのは専用のものはなく、キーボードやギターもつなげるマルチタイプとなる。ギターアンプ単品と違って少々お高くなってしまうが、ボーカリストなので仕方がない。ちょうど音楽用大きめのスピーカーを持っていなかったので、ステレオミニ入力ができてスピーカー代わりにもなるなと。
これは路上ライブでよく使われているモデルの一回り小さいやつである。屋内の小さい部屋ならこれでもライブはできるだろう。乾電池で駆動するので楽。見た目はそこまで大きくないスピーカーだが、さすがにアンプだけあって重い。コナンだったら立派な凶器になるであろうw
USBオーディオインターフェース:Roland/GO:MIXER 購入価格:11000円程度
せっかくいいマイクがあるのだから録音にも(略)。PCでもスマホ(iOS/Android)でも使えるUSB給電の簡易インターフェース。同じRoland製のためか、機能は前述のアンプとよく似ている(コンデンサマイクには非対応なので注意)。今後nanaだけでなく幅広く活躍…するかどうかは知らないが、欲しくなっちゃったんだもん…小学生か。
せっかくアンプ・インターフェースがあるのでエレキギター(本体のみで15000円程度)も実は(初めて)買ってしまったのだが、それはまた別の機会に。というか記事にするかどうかも不明。演奏なんてできる自信がないし、どうせ引きこもりギタリストですから…残念!
機材・楽器と一通り揃ったので、来年は色々やれればいいという気持ちはあるがさてどうなりますか。今回私が主張したいのは、引きこもりだって、友達がいなくたって、自己満足のために楽器や音楽機材買ってもいいじゃないかと。世の中にはこういう大人買いもある。
写真がなかったので追記:アンプは手持ち用ベルト(左上)、マイクはジッパーのケース(下)が付属する。
12/7追記:nanaなどスマホでの歌録音にGO:MIXERは必要か
何回かテストしましたが、結論から言うと必要ではないです。電子楽器用、楽器+ボーカルと同時録音用にはとてもいいと思いますが。もちろんダイナミックマイクなので雑音が入りにくい+歌いやすいメリットはありますが、スマホ録音のためだけに買う必要はないです。私の場合、以前書いたiQ6があれば十分で音質に差はなし。
それとは別にボリュームに関係なく高音だけ割れてしまう症状(録音側のメーターや本体ランプは正常)があって悩みましたが、原因はマイクワークで私はマイクを口の真正面に持ってくる癖がありそれをやめたら治りました。D7なら感度がいいので、真下までいかなくても斜め下で十分音は拾ってくれます。というかこれD7の平べったい形状が災いしたのかも…カラオケ接続の時は問題なかったのですが。