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天国のような場所

新宿御苑の年パスを作った次の次の日にまた新宿御苑に来た。平日の閉園間近は人が少なくて良い。休日は人が多く、いろんな国の人がいて、子どもがたくさんいて、みんな笑っててここ天国じゃんと友人と話した。さて平日に天国にいる私めはというと、ベンチに脱力し切ってほぼ横になっているかのような姿勢で風に撫でられている。海の中に潜っている気分。飛行機が上を飛んでいて、ここは海の中だから、あれは船ってわけ。と訳の分からない得意の天然トリップを始めてしまい、眠くて眠くて朦朧としているのに眠れない。歩こう。

喫茶店に行き今少しずつ読んでる武田百合子の「ことばの食卓」の中にある誠実亭にキャハハと笑い、写真展を見に行って、帰りは一駅前で降りて歩く。写真展よかったな…。キャプションはやっぱり要らない気がする。写真と言葉の組み合わせの良さはあるけど、文字を文字で表現しているようにも見える。海の写真よく撮れていたのでまた展示したいな。

歩きながらまた全く違うことを思い出して笑って、そしたら信号がちょうど青になった、買い物でラストの商品を買えた、排水口の掃除してスッキリした、そしてベランダで飲むサッポロ黒ラベルがべらぼうに美味い。空もスッキリ晴れて綺麗だし、天国とは今いる場所なんだろうなあと思った。

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