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虹が出て鳥が飛んでった

懐かしいと感じる原因が何なのか、たまに考える。既視感の連続でしかないけど、懐かしいと思うものは意外にも沢山はない。

気に入ってるスカートが一昨年破れてしまい、でも破れた部分以外はとても綺麗で、大切にしまっている。やっぱりどうしても着たくなって、安全ピンで留めてみた。まあ、これでいっか。堂々と歩けばいいや。そんなにみんな見てないだろ。そう、これがパンクの誕生か!なんてピュアな信念なんだろうと私は思った。まあ、自分のことを褒めているだけ。縫えないだけ。でも着たい。そういうのを包み隠さず貫く恥と承知の上で自分を認めることがまず外へ出る第一歩なのかもしれない。このためにわざわざ安全ピンを買うはずもなく、偶然家の中で見つけたたった二つの安全ピンを使っている。これがホンマのサスティナブルや、と自分のだらしなさを心の中でフォローする。

地震。震災のときを思い出して10分くらい震えた。揺れ方が似ていた。丸10年経つ。一人だったら結構怖かったけど人と居てよかった。いや、人といるから甘えるのかもしれない。一人だったら震えてる暇もなく気がまわるかもしれない。

Choir boyのdark roomのデモバージョンがとても良い。懐かしい感じがする。こういう音楽を聞くと私の作品に欠かせない要素は懐かしいという感覚だな、と改めて思ったりする。家族の思い出アルバムを春の暖かい日にパラパラとめくるような雰囲気を写真で感じられたら良いなというのがある。それをふと決意するのは音楽が一つの重要な鍵かも。気持ちよさそうに昔からあるような、もしくは、さっき思いついたようなメロディを歌っている音楽がとても好き。意外と見つからないので見つけたときはこの曲は大切にしよう!といつも思う。

水を毎日意識的に最低でも1ℓくらいは飲むようにしていたら浮腫みが少し良くなった気がする。血流だね。

ロストイントランスレーションのプレイリスト、一曲目を聞いていたら雨が止んだことに気付きベランダへ。太陽の位置から察するに虹が出るなと思い待っていたら見えた。綺麗だ。しばらく見てたら野生のインコが飛んでった。天国みたいな状況だった。神話ってこんな風に出来上がる。

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