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アイドルの恋愛ゲームしてたら何故かそのゲームの中の世界に入っちゃった!?

〇〇:ふぅ…ゲームでもするかぁ……


仕事から帰ってきてご飯を食べ、お風呂に入りその他諸々やるべき事をやってベッドに寝転がった〇〇


〇〇:どれやろっかなぁ…うーん…これでいいか…


〇〇が選んだのはアイドルと恋愛することができるゲーム

〇〇:久しぶりにやるなこれ……

〇〇:あ…5期生追加されてるんだ…じゃあ…きっきのストーリー進めてみよっ…!!


このゲームは自分以外が全員女の子の学校で、自分がその子達のマネージャーになり、選択したメンバーと仲を深めていくというゲームだった


茉央:(初めまして!五百城茉央です!私達のマネージャー…なんですよねっ…?よろしくお願いしますね…先輩っ…!!)

〇〇:(五百城ちゃん初めまして!〇〇です!あんまり頼りにならないマネージャーかもしれないけどよろしくね…!笑)


複数の選択肢から自分の話すセリフを選んで会話を進めていく

そしてしばらくゲームを進め、だいぶ仲が深まっていた


〇〇:結構進めたけどまだなのかな……

〇〇:てかやばっ…!もう1時じゃん!仕事あるから寝なきゃ!

そう言ってゲームをやめようとすると……


〇〇:…………あれっ…なんか目の前が真っ白に…なんだ…これっ………


…………………………


??:……輩っ……先輩っ…!!

〇〇:(ん……っ…??)


誰かに起こされて目が覚めた

なんだここは……保健室…??


??:あ…やっと起きたぁ…よかったぁ…

〇〇:(え…!きっき…!?)


自分を起こしてくれたのは制服を着たきっきだった

茉央:大丈夫ですか…?

〇〇:大丈夫だけど……何かあったのっ…?
(え…なんか勝手に喋ってるんだけど…しかも俺も制服着てるし…)

茉央:え…覚えてないんですかっ…?先輩急に倒れたから心配したんですよっ…?でも…大丈夫ならよかったぁ…

〇〇:そう…だったんだ…ごめんね五百城ちゃん…心配かけて…(これは夢なのか…?うーん…でもそれにしては意識がはっきりしすぎてる気が……)


〇〇は意識ははっきりとしてるものの、自分の意思で喋ることができず、誰かに操られているような感じだった

茉央:安心しましたっ…ほんまに心配やったから…

〇〇:五百城ちゃん…ありがとねっ…(くっ……可愛すぎる……時々出るその関西弁が好きなんだよなぁ…いや…そんな事考えてる場合じゃない!!えーっと…俺さっきまでゲームしてたよな……それで寝ようとして……あ…もしかしてこれゲームの中の世界……?)

茉央:ふぁぁ…なんか安心したら眠くなってきましたっ…笑


そう言って茉央は靴を脱いでベッドの上へ……


〇〇:五百城…ちゃん…??(え…ちょっと待って!!なんでこっち来てんの…?!落ち着け俺…落ち着け俺…これはゲーム…これはゲーム…)

茉央:へへっ…先輩っ…授業サボって一緒に寝ましょ…??

〇〇:え…一緒にっ…?!(ぐはっ……この状況で落ち着くとか無理!だってきっきが目の前にいて一緒に寝ようとしてるんだよ?!落ち着いてられるかぁ!!)

茉央:だめ…ですかっ…??

〇〇:だめじゃ……ないけど……(ちょっ…!何言ってんだ!断れよ!!いや……やっぱり断るな!!)

茉央:へへへっ…やったぁ…

〇〇:(やばいやばい…ほんとにベッドに入ってきてるんだけど…!!!)

茉央:ふふっ…近い…ですねっ…///

〇〇:そう…だねっ…///(うわぁ…間近で見るきっきマジで可愛すぎる…こんな展開現実であるわけないんだから絶対ゲームだよな…自分で体も動かせないし…こうなったら楽しむしかないか!!)

茉央:おやすみなさいっ…///

〇〇:うん…おやすみっ…///(え…ちょっと…?!俺普通に寝やがった!!おい!目の前真っ暗なんだけど!!きっき見れないじゃん!!普通こういうのって緊張して寝れないとかじゃないの?!きっきの寝顔見たいのに…!!)


………………


結局きっきの寝顔を見れないまま時間が過ぎていき…


〇〇:(なげぇ…ずっと真っ暗なのに寝れないし…なんだよこれ!クソゲーじゃん…!)

茉央:へへ…先輩の寝顔可愛いっ…

〇〇:(…?!)


退屈していると隣からきっきの声が…!!


茉央:茉央…ドキドキしすぎて寝られへんよ…///

〇〇:(かぁぁ…可愛すぎる…さっきはクソゲーとか言ってごめんなさい…神ゲーですっ…!!)

茉央:先輩は茉央のことどう思ってるんやろ……茉央は…大好きやけどっ…///

〇〇:(だ…大好きっ…?!おい!起きろ俺!起きて今すぐ告れ!きっきと両想いだぞ!!!)


ガラガラッ…


その時、保健室のドアが開き誰かが入ってきた


〇〇:(え…誰か来たぞ…?!)

茉央:え……


シャッ…


そしてベッドの横のカーテンが開かれた……


咲月:えっ…?!ち…ちょっ…ちょっと茉央!先輩…?!何してんのっ…?!

茉央:咲月っ…?!なんでここにっ…

〇〇:ん……え…さ…咲月ちゃん…?!(あ…やっと起きた……うわぁさっちゃんだぁ…!すげぇ…目の前にメンバーが2人も…!!)

咲月:茉央が全然戻ってこないから見に来たのよ…ってそんな事はどうでもよくて!!なんで2人で寝てるのっ…!!

茉央:茉央…ちょっと眠くなっちゃって…///

〇〇:それで…寝ちゃってた…///(“寝ちゃってた”じゃねぇよムカつくなぁ…お前が寝てたせいできっきの寝顔見れなかったんだぞ!!)

咲月:茉央ずるいっ…!!!

茉央・〇〇:………へ…??

咲月:私も先輩と一緒に寝たいっ…!!///


そう言ってさっちゃんまでベッドの中に……


〇〇:………///(左にきっき…右にさっちゃんがいるとかやばいだろ!てかこれきっきのストーリーじゃないの?!さっちゃんまで出てくるとか最高すぎるでしょっ…!!)

咲月:先輩は幸せ者ですねっ…2人の可愛い後輩と一緒に寝れるなんて……///

〇〇:あ…あの…戻らなくて大丈夫なのかな……怒られない…??///(余計なこと言うんじゃねぇ!おとなしくしてろ俺!!)

茉央:ふふっ…さっきまでそんな事言ってなかったのに…もしかして…茉央と2人きりがよかったですかっ…?///

咲月:え…酷いっ…!!先輩そんなこと思ってたんですかっ…?!

〇〇:いやいや!そういうことじゃなくて!さすがに長い時間いすぎだから教室に戻った方がいいと思って…///(ゲームなんだから時間なんて気にしなくていいんだよっ…!今を楽しめって!!)

咲月:なーんだ!それなら気にしなくて大丈夫ですっ…!もう放課後ですからっ…!!

茉央・〇〇:え!放課後っ…?!


気づかぬうちに放課後になっていた……

ゲームだから気づかなかったのか……?


咲月:えっ…気づいてなかったんですかっ……?

〇〇:うん…全く……(やっぱり話がぶっとんでるな…さすがゲームだ……)

茉央:そうやったんや…全然気づかんかった……

咲月:まぁそんなことはどうでもいいですっ…!寝ましょっ…!!!


そう言って腕にしがみついてくるさっちゃん……


〇〇:ちょっ…///


茉央:あっ……茉央もっ…///


さっちゃんと同じようにきっきまで腕に!!


〇〇:っ…///(なにこの神ゲー…えぐい……もうずっとこの世界にいたいんだけど!!この世界の俺モテモテすぎるだろっ…!!)

茉央・咲月:おやすみなさいっ…///

だんだん意識が遠のいていく


〇〇:(あれ……やばいっ…寝ちゃうっ……)

茉央:先輩っ……大好きやでっ…///

咲月:先輩っ…大好きですっ…///


2人から告白されて俺は完全に意識を失った……


……………………………………………………………………


〇〇:はっ………!!!


そして目が覚めるといつものベッドの上にいた


〇〇:はぁ……やっぱりそうだよな……夢…だよなっ…


冷静に考えればゲームの中の世界に入るわけがない

だいぶ記憶がはっきりとしているが夢だったんだろう

しかし時間を見てみると……


〇〇:あれ……1時のままだ……


あれから1分も進んでいなかった……


〇〇:じゃあなんだったんだ…あれは…


………


〇〇:きっきもさっちゃんも……すっげぇ可愛かったな……


結局あれがなんだったのかは分からず、俺はそのまま眠ってしまった…

また…会えるといいなっ……



おわり……?

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