見出し画像

本当に豊かなこと

昨年末、初めてふるさと納税をやってみた。
コロナ禍で、少しでも我が家の食卓の足しに、と言うのがきっかけで。

北海道の猿払から、牛乳とバターが届き。
開梱早々、牛乳を試したらば、びっくりするほど美味しくて。牛乳だけを飲むのも久しぶり、牛乳本来の持つ力に圧倒されて、思わず『美味しい!』と声に出してたほど。
フレッシュでさらっとした飲み口、濃厚な味わい、飲んだ後の余韻に牧草の香りがした気がするほど。本当に久しぶりに牛乳を飲んで感動。
猿払に行ってみたい、と心は遠く北海道猿払町へ。

翌朝、近所のパン屋に向かい、焼きたてバゲットを買い。冬晴れの朝日がたっぷり入る部屋で朝食を。猿払の牛乳と、焼きたてバゲットに猿払バターをたっぷりのせてかぶりつく。

あー、幸せ。

コーヒーも紅茶も要らない、蜂蜜もハムも要らない。本当に美味しいものは、それだけでいいんだ。シンプルな食卓は寂しいと思ってたが、そうじゃないんだ。きちんと丁寧に育て作られたものは、そのもの自体が滋養に溢れて美味しかったのだ。
ただ、焼きたてバゲットと牛乳とバターが心の底から美味しい、という幸せ。そんな感動が、じわりじわりと私のお腹も心も満たしてくれる、元気になる。

さて。単に、厳しい食卓の足しにと初めてやってみたふるさと納税。悪くないなと。少なくとも、猿払を知り、行きたいと思い、美味しい牛乳とバターを作り出す地域へ納税し、少しでも足しになれば。

お天気も良く、心身共に健やかに食事が楽しめる今に感謝。ご馳走様でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?