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沼、とは。

フォローしている方の記事で、自分の中でタイムリーなものを見かけましたので文章を書いてみました。
…本当はコメントにしようかと思ったんですけど、どうしてもまとまらなかったので…。エアリプになってしまって申し訳ないです、気付きの記事をありがとうございます。


最近ね、各方面を観測していると引きずっていたり沼っていたりという方を結構な数で見かけるんですけど、気持ちはまぁまぁ分かります。若干ながら沼った経験がありますし。

ただ私は、貴女の良いお話聞かせて?って気持ちで裏垢をやってるので、やれ連絡がないだの、やれもっと構えだの、そういう話を見ていると気が滅入る部分がありましてね。
もうちょいと明るい話を聞かせてほしいところです。
自慢でもいい、明るい、いい話を、聞かせてほしい。


で、私の考える沼っている現象についてですが。
状態としては「軽度の依存」、感情としては「執着」で表せると思っています。過去の、いろいろな実体験も踏まえています。


「依存」については、「依存症」を正しく知ってもらうと理解できると思います。誰でもなりますし、いつなってもおかしくはありません。ちょっと心の隙間ができた時が危ないです。
神経回路の問題であって、ある程度の刷り込みと反復で他者をその状態に落とすことも可能です。依存する事象の刺激が強ければなおよし。
ちなみに、自分の想像で反復しても問題ないと思います。神経回路を作ることが目的なので、ドーパミンさえ出るようになればいいだけなので。
人間の思い込みの力はかなり強いです。

アルコール依存症になりたくて酒を飲み始める人はいないし、ギャンブル依存症になりたくてギャンブル始める人はいない。宗教やらも近いものがありますかね。つまりそういうことかと。
たまたま、沈めにくる相手ではなかった。
たまたま、今の自分がメンタル含めてまだ健康的で何かに縋る必要もなかった。
たまたま、他に楽しめることがあって、裏垢一本にならなくて済んだ。
たまたま、たまたまね。

だから、恐らく皆さん裏垢を始める理由は十人十色で、そしてそれぞれが大差ない理由だと思います。
裏垢に何か大きな目的を持ってやってくる人はそういないと思いますし。

たまに誰かに依存したくて人に近づく人もいますけど、その場合は精神科のもっと深い話になるのかもなぁと思うので今は横に置いておきます。
あくまで社会生活に困らないレベルの人、という前提で書いています。

なお、メンタル的な躓きは唐突にやってきます。
あとから考えると唐突ではなかったりしますが、終わったあとだからわかることもありますしね。
何事も、他山の石であります。


「執着」についてですが、相手が自分の思う通りに振る舞ってほしいと思ったときがそれだと思います。
自分の承認欲求を一人の人に満たしてほしい状態がちょっと危ない。しかも、他の誰でもない、あなたでなければいけないという状態。
「恋に狂う」という状況に近いものがあるでしょうか。
メンタル的にはほぼ一緒だと思います。それはもう、恋じゃなくて、執着。

タイプにはいくつかあると思うんですが、ぱっと思いつくのは「私だけを見て」タイプと、「私が一番だよね」タイプ。
あとは、「最後は私のところに戻ってくるよね?」タイプかな。
なお、私が執着するときは「私が一番だよね」タイプです。
違いが分からない?なんか漫画のキャラで例えられないか考えてみます。

でもほしくなっちゃうとねー、難しいよねー。
自分でブレーキがかからないときは、外側からかける方法を見つけてください。
私は自分の感情や相手との関係性をノートに書き出して、どこに着地したいのかを考えました。相手が求める関係と、この関係が終わるときを想像すれば自ずと答えは出ました。なお、自分の希望は差し挟まないことです。これ大事。


病んでしまうのは自分の中で形にならないからってこともあるので、言葉にすることは区切るという意味で大事です。
ただ、書いている最中に自分の中で考えたり文面で見ると、その回数だけ反復することになるので、マシになった傷が開くこともあるんです。
感情でも何で、何度も綴ること、口に出すことなどは、自分自身に刷り込んでいくことになるので、その辺りはご注意いただきたいと思います。


…私は元来オタクなんですけどね。
オタクたちの「沼」ってもっと健康的なイメージなんですよ。
生きる糧というか、吸って元気になるというか、嬉々として飛び込んでいくとか、きらきら笑顔で仲間に引きずり込むとか。
…言い方がアレで大変アレなんですけど。

だから、裏垢で「沼る」って表現は私も使っていますし、実際私も「沼った」状態になりましたけど、なんというか不健康だなぁと。
「沼」ってもっと元気になるもんだと思ってたんですが、私の知っていた沼とちょっと違う。
短い人生の貴重な時間を使ってやっていることなので、もうちょっと楽しめるといいですね。
というのが私の感想です。