また性癖について考えた。
半年ほど前に性癖についてぐだぐだ考えていたことを文章にまとめたんですね。これです。
あれからまたいろいろとプレイして考えたこと、腹落ちしたことをつらつらと書きなぐっておこうと思います。
サブミッシブとしての私
一番の性癖として挙げているのは相変わらず「サブミッシブであること」なんですけど、それ自体がプレイなのかもしれないと最近やっと腹落ちするようになりました。
相手の支配を受け入れ、従うということ。
それに対して、「こう支配してください」というのは、服従する側としては違うんじゃないかなぁと。
手段含めてどう導くのかは、ドミナント側が選択肢を持つべきだと思います。少なくともサブミッシブ側ではない。
相手が「どのように支配するか」も相手に委ねる。
その支配の手段を私がどこまえ受け入れられるのか。
この部分こそが主従関係の楽しみ方なのかなと、少し納得するようになりました。
昨年後半は何故か痴.女っぽいプレイをする機会がめちゃくちゃ増えたんですよ、フェザータッチが好きだと公言したせいもあると思います。
これはこれで楽しいです。
自分の行為に対して、相手がどのように反応してくれるか。
相手の「気持ちいい」を引き出すことはそのまま、私の脳みその快感につながっていることを実感しています。
でもね、同時にサブミッシブとしての私は浮いたままだなとも感じるんです。
言葉ではなく、目で、その行動で、指示を受ける。
相手の支配を受け入れて、求められる「あと一歩」を踏み越えた先にある何かに触れられたと感じた時。
それを、苦しいでもなく、痛いでもなく、「満たされる」と感じる。
…書きながら気づいたんですけど、私は「自らの尊厳を相手に明け渡すようなプレイ」が好きなのかもしれない。
私の尊厳をどのように奪い、味わい、楽しむのか。
むき出しの人間性が垣間見える姿が、見たいのかもしれない。
もちろん、お相手が満足している姿もね。
S or Mの私
私自身にある程度の嗜虐心はある、と理解しているのですが、それはどちらかというと精神面での嗜虐心なのかなと思っています。
というか、格闘技などの人を物理的に攻撃する技術を学んでいないので、どの程度までやれば不可逆になるかが分からないせいでブレーキがかかってしまうのかもしれません。
人、油断すると簡単にぶっ壊れるので。怖いよね。
ここは自身がサブミッシブであることともつながっているように思いますが、私が持つ拷問の美学は「心を折る」ことです。
前にも書きましたね。
この記事の「自分のサブミッシブ特性」の項です。
身体的加虐という意味では、私はまだ求められたとしてもSにはなり切れないと思います。スパンキングや鞭はさせてもらったことがあるんですけど、やっぱりおっかなびっくりだったので。
スイッチャーを名乗る資格はまだないなと思います。
この辺り、慣れで解決するのかはまだ分かりません。
フェザータッチと同じで、相手の「気持ちいい」が自分の脳みその快楽に繋がっている感じはするんですけどね。
では受ける側となると、痛みはある程度までは許容できそうです。
それでも、出来れば快楽とセットであってほしい。
まだ痛み単体では「気持ちいい」まではいかないし、「満たされる」こともない。
やっぱり私はSM関係ではなく、主従関係の中に「満たされる」があるのかなと感じています。
私の中での分け方なんですけど。
SMは身体的な加虐・被虐の関係性。
D/s（ドミナント・サブミッシブ）は精神的な加虐・被虐の関係性。
という感じで線引きできると考えています。
加虐・被虐の部分で被っていることで分かりづらくなってますけど、たぶんここは厳密には別のものだと思います。
あと、SMには厳密には上下関係はなくて、そこをカバーするのはD/sであるという記事も読んだことがある。
Lunaのプロフにあるマトリックスが比較的分かりやすいかなと思うんですけど、私の中では以下のマトリックスのようなイメージ。
マイノリティの話をする場合、中間層の表記がないと誤解を生むと思っているのであえて「中間」という表記を入れました。
全人類でいうなら基本的に⑤に収まる人が大多数になるかなと思います。
その次が①と⑨っていう人が多くなるのかな？
でも点や丸で表記するにしても、それぞれでどこかに寄ると思う。
私は今のところ④ですね、①寄りの④。
今後、出来るプレイの幅を広げれば⑦にも広がるかもしれない。
性癖はアメーバ状で表すのが正解だと思う。
格闘技を習ってどのあたりでブレーキの踏めばいいのかを学べば、ここら辺は出来るようになるかもしれないなぁ。
まとめ
実は久しぶりにD/sっぽいプレイをしたんですけど、普段とはちょっと違う余韻を感じたので書きました。
普通にするセックスも好きなんですけど、「満たされる/満たされない」の境目がやっぱりサブミッシブに起因するんだなと実感しました。
前に「好きなプレイが分からない」と悩んでいましたけど、何のことはない、結局はD/sに至ってる。おかえり私。
誰とでも、というわけではないので、そこはご愛嬌ですね。
年明け一本目がこんな内容で申し訳。
今年もよろしくお願いいたします。