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心の筋肉。

学歴が低ければ、身長も高くない。

記憶力はまあまああるが、応用が効かず小回りが効かなかったり、

大雑把すぎたり。

そのようなことを考えていた高校時代。

私は腹筋、腕立て伏せ、スクワットなどの

トレーニングに自室で取り組んでいた。

自信がない分は、努力するしかない。

そういう単純な考えで、トレーニングに励んでいた。

自信がないから、筋肉をつけようとするのだが、

ただ鍛えるだけでは中身の成長が伴わない。

しかし、そのようなことを真摯に考えず、

力さえあれば悩みは消える、そう信じて

気持ちだけは死に物狂いでトレーニングをしていた。

(質より量 派だから、いい意味で負担少なめのトレーニングを

毎日大量にしていた というオチもある)

初心の延長でゲームをして、ゲーム内でSランクになるようなこととも重なる。

逆に真面目に働いてる社会人こそ、ゲームに使う時間が取りづらく、

ゲーム内のランクが低いまま、放置している、

なんてこともある。

ゲーム内でSランクになっても、あまりすごい、と思わない方がいいと思う。

自分がゲーム内でSランクになるまでに時間と労力を費やしている間、

社会のために、時間と労働力を費やしている人もいる。

初心の延長は怖い。疑うことを知らず盲信的だからだ。

疑うことができるのは、情報があるから。

疑うことができることも、情報があることも、

ポジティブに考えている。

初心の延長でうまくいく人もいるかもしれない。

しかし、わたしにはそれが適していなかった。

何度も感じた劣等感。何度も生まれた嫉妬心。

何度も生まれた憎悪。幾度も手放せなかった自尊心。

などなど。それらを調和させて、

ようやく自然に物事に取り組めるわたしがいる。

初心の延長で同じことができてしまう人もいるかもしれない。

はてまた、それ以上のことができてしまう人もいるかもしれない。

そのような人が現れたとしても、

劣等感・嫉妬心・憎悪・自尊心などなどそれらを膨らませない。

対抗心を燃やしても、現状、わたしができることには限りがある。

「負けました」の一言を相手が引き出そうとするのなら

相手の性格が悪いと思うし、

「負けました」と伝えても、

更に煽るような人もかなり性格が悪い。

幸い、普段そういう人は周りにいなくて、

構える必要がないのだが。

社会の何処かにはいるんだろう。

かと言って、現状、普段いない人のために構える必要はない。

ありもしない敵に怯えて、構えることは愚かだ。

最も賢いのは、敵のいない環境に所属して、

ありもしない敵はありもしない敵と区別をつけることだ。


幾ら、筋肉を鍛えても、埋まらなかった心の隙間は

粘り強い学びによって埋めることができた。

学びこそ、心の筋肉。

体につく筋肉と違って、物理的なエネルギーを生み出すことはできないが、

心の筋肉こそ、私たちの生活が空虚化しない理由である。


楽しくて得られるものが多いクリエイターになります⭐️⭐️🗼🔮🌈