いつもと同じ帰り道

いつもと同じ帰り道   作詞    元メタビ使い

いつもと同じ帰り道

見ている景色は同じ、でも

なんだか今日は違うんだ

帰りの気分が違うんだ

君に会えば    素朴な気持ちに戻る

（机でこさえたバリケードも

マジシャンの手品で消失する）

君に嫌われたくない    嫌われたくないって

本能レベルで思っちゃって

態度に出たら恥ずかしいから

人形演じて芝居する

懇意    誠意    敬愛    尊敬

尊重    

芝居は描いた脚本通りに

芝居に本人が食われることはなくて

望んだシナリオに近づけるように

私は私に吹き付ける

いつもと同じ帰り道

見ている景色は同じ、でも

なんだか今日は違うんだ

帰りの気分が違うんだ

悲しい気持ちを見たくなくて

喜怒哀楽の喜と楽だけ残した石英人形

脳内住人と相談の後、合致して

お封じボックス（木箱）に仕舞われた

哀の感情を

君に会えば   素朴な気持ちを取り戻して

お封じボックスの封が少し緩む

喜怒哀楽の哀も

「生きていることは素晴らしいよ」

って教えてくれることはわかっている

それでも私は哀の感情に封をする

私の配役はジャストフィット

喜怒哀楽の喜と楽だけ残した石英人形

望んだシナリオに近づけるように

研究しているごく自然の回答と反応

いつもと同じ帰り道

見ている景色は同じ、でも

なんだか今日は違うんだ

帰りの気分が違うんだ

貴女と会えば    素朴な気持ちを取り戻して

喜怒哀楽の哀が戻ってくるんだよw

「生きていることは素晴らしい」

って

喜怒哀楽の哀も教えてくれるんだ

それは貴女に会うのが素晴らしいということ

完全制御しきれない自己の反応も楽しい

好きでも嫌いでもないものが

私に豊かさをくれると思っている

喜怒哀楽の哀は

好きでも嫌いでもないが

私に豊かさを与え

私の世界を広げるものであることは

疑う余地がない

無論、哀の感情を思い出させるのが貴女だとしても

貴女のことが好きでも嫌いでもないということではないからな

貴女に、好きでも嫌いでもないから

貴女は私の世界を広げて、豊かにしてくれる

っていう時があったならば

多分それは照れ隠しで

本当は好きなんだと思うぜw

いつもと同じ帰り道

見ている景色は同じ、でも

なんだか今日は違うんだ

帰りの気分が違うんだ