見出し画像

1反の土地

いわゆる耕作放棄地


近頃日本では売りたくないけど、作物を作ることもしない畑というのが増えているそうだ。
いわゆる耕作放棄地だ。
どうやら農家さんというのは、土地を売ることをとても嫌がるものらしい。
嫌がるどころか、そういった選択肢自体がないのではないかと思えるほどだ。
「先祖代々の土地」ってやつだ。

詳しいことはよくわからないが、農地というのは固定資産税がかなり安いらしい。
しかし農地を農地として所有するには、農地としての体裁を整え続ける=つまり雑草を生やしすぎず、なんらかの作物を育ていている状態を維持しなければいけないのだとか。
が、家族は全員どこかで働いていて農業をやる人間がいない。
となると、誰でもいいから、ひとまず使っていて欲しいという話になるようだ。

今自分が使わせてもらっている畑も、そんな土地だ。
以前からこの場所を通りかかるたびに、”日当たり抜群のこの土地を使わせてもらえたら良いな〜”、なんて思っていたが、ひょんなことからこの土地を運用している(もはやあまりやる気のない)NPOから、「ここ、使っていいですよ」と声をかけてもらったのが2021年の夏。

まずは開墾


雑草が生え放題の耕作放棄地


当然だが、草ボーボーだった。
まずは開墾。
幸い、ハンマーナイフを家族が所有しているので、まずは草を刈る。

ハンマーナイフというのは驚異的な農機具だ。
草を刈り、刈った草を同時に粉砕していくという機械だが、農家がトラクターの次に手に入れるべき器具と言われているだけのことはある。

よくある刈り払い機で草を刈ろうと思うと、一反の土地の生え放題の草刈りなんて、一体どれほどの時間がかかることか。。。
おそらく、一人でやっていたら5時間ぐらいはかかるのではないかと思う。
ハンマーナイフであればものの30分ほどだ。
刈り草も粉砕されることで、分解されるスピードがものすごく速い。
コレがなかったら、おそらくこの土地を使わせてもらおう、なんて考えられなかっただろう。

夏から秋にかけては、ひたすら定期的にハンマーナイフで草刈りをし、刈草がある程度分解されるのを待った。
土づくりの前段階(のつもり)だ。

本格的な始動は2022年の春から。さて、この一反の土地でどういうふうに遊べるかをここに記録していきたいと思う。

ポッドキャストでの配信


なお、ここでの記録は、自身のポッドキャスト番組Inter-viewとも連動させていこうと思う。

こんなことをやってみたら?
それは間違ってるよ。
など、諸々のフィードバックをいただけるとありがたいです。


Thank you for your support.