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日記:現代人は神経を休めなさい


先日僕の友人が入院しました。既に退院して今は元気にしているのですが、病名はメニエール病とのこと。多忙による極度の睡眠不足と過労が原因で発症し、実家にいたはずが意識を失い、目を覚ましたら病院のベッドの上だったそうです。
目を覚ました彼が医者から言われたのは「あんた頑張りすぎだから1週間入院してとにかく休みなさい」とのこと。自律神経がおかしくなってるから、神経を休める為に1週間の入院を命じられたのです。神経を休めることが目的なのだから当然神経を使うような行為はNGな訳で、スマートフォン、テレビ、音楽、ラジオ、書籍、ゲーム、考え事、あらゆる創作活動、といった全ての行為を禁止された状態での1週間の入院生活。何もしないをし続けながらベッドの上でぼーっと寝転がるのみ。囚人の方がまだマシかもしれません。そんな辛い時間のおかげもあってか彼は元気になったのですが、よくよく考えてみるとこれらの神経を使う行為を行なっていない時間ってあんまりないなって思ったんです。朝目が覚めてから夜眠るまで、神経を使っていない時間がないんです。なんなら音楽を聴きながらゲームしたり、ラジオを聴きながら作業をしたりと同時に複数の行為まで行う始末で、現代人の1日に摂取する情報の量が江戸時代の1年分と言われるのも納得してしまいます。これでは流石に健康に良くないのかもなと感じたので、入院した友人のように僕も何もしないをすることにしてみたのです。すると...

めちゃめちゃ体調が良くなったんですよね。いや、本当に。
そんなに疲れてるような実感はなかったんですけど、「自分の神経ってこんなに疲弊してたんだな」って思うくらいには調子が良くなりました。
そう考えると、サウナが流行ってるのってつまりはそういうことなのかと思わされます。スマホも本も持ち込めない風呂場でじっとするのみ。やらなければならないことや情報で埋め尽くされた現代社会の中で、サウナは唯一神経を休めることができる空間になっているのではないでしょうか。
健康の為にもこれからは適度に何もしないをしていこうと思った今日この頃でした。


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