見出し画像

「30日間チャレンジ」からみえるもの

こんにちは、かぷちです。

「自問自答ファッション講座」を受講し、講師のあきやさんが途中でやめてもいいから挑戦したいことを30日続ける「30日間チャレンジ」を提案してくださった。

「途中でやめてもいいんです!!」「挑戦したことが素晴らしいんです!!」と、飽きっぽいわたしには一筋の光だった。

そう、わたしはとてつもなく飽きっぽいのです。
好きだと思ったら一直線なのに、究めてしまうところまで来ると興味をいっさい無くしてしまうのだ。昨日まであんなに好きで、どれだけ素敵か熱弁をふるっていたのに??
長続きしない自分も、好きだと思ったら止まらない自分も、恥ずかしく思えてきてしまうのだ。
細く長く穏やかに愛せたらいいのに。

飽きやすい自分という劣等感から、いつの間にか好きかもしれないものから遠ざかっていました。
いつの間にか、長く続けることが目的になっていたのかもしれない。

本当は、自分が何を学んだのか自分さえ知っていれば十分なのにね。

ということで、「途中で辞めてもいい!」という一言を原動力に、
①ヘアアイロン→30日続けた結果:休日はヘアアイロンを使うことに決定

②ファンデーション→30日続けた結果:痒くならないファンデーションを見つけたので休日だけファンデーションをして洋服と顔の調和をめざす

③ルイボスティー→3週間ほど続けていますが生理痛が軽くなった・白髪の根本が黒くなった・むくみが軽減。人体実験継続決定。

④山登り30回チャレンジ

もしかしたらあきやさんは「ファッション」のことを言っていたかもしれない…と思ったが良いのである。

登山はさすがに毎日難しいので30回チャレンジとしてみました。
色んな山を登ってもいいし、同じ山でもいいし、頂上まで辿り着かなくてもカウントすることにしました。

へなちょこ登山つぶやき

一歩山に入ると「ヒグマ出没中!!!!」という看板がお迎え。ヒグマの恐怖、肌を露出するとマダニを始めとした虫刺されや草かぶれの危険、ぬかるんだ足元に、蜘蛛の巣だらけの山道。
登山記録を見るとここ3日間はわたし達以外に登山客はおらず、あまりにも人がいないため他人の落とし物がホラー感を醸し出していた。
一休みするにも連日の雨のため腰をおろす場所がなかったり、不安定な天候、食料と時間と体力との三つ巴の戦い(?)、水は貴重なので計算して飲むことが求められる。

ちょっと山登りしながら洋服について思いを馳せよう…なんてことはできなく、いつ休憩をとるのか、頂上まではどのくらいなのか、わたしは下山できる体力が残っているのか…左股関節が痛いな…など主に自分の体力面と精神面での対話の時間となりました。
景色は天候が悪くずっとヘッダーのような視界で、大好きな虫はたくさんいましたが人間の出現により脅かしてしまっていたので申し訳なさが勝り触れ合っていません…。
山は人間が侵入者になりますからね…。


街の生活に戻って感じたこと

街は生活がしやすい。

屋根がある、横になっても土だらけにならない、水が出る、お湯も出る。ネットが繋がる…!

洋服は肌だって露出していいし、リップクリームと免許証くらいしか入らないバッグでも全然いい!生きていける。
ヒールのある靴?ぬかるみなんてないんだから履けるじゃん!

街に住むなら街でしかできないファッションを楽しんでもいいなと思った。

たった3時間の山登りを経験しただけで、ファッションへの偏見と食わず嫌いに気がついた。


先日、あきやさんとムーンプランナーさんのインスタライブで「ハイブランドのバッグに対する偏見」が話題になっていたが、
わたしたちは知らず知らずのうちに「偏見」や「思い込み」で判断していることがあったりする。
その「偏見」とやらは他人のはわかりやすいが、自分自身の「偏見」に気づくのは本当に難しく大変だ。長く人間社会で生きることにより、他人の意見を採用してしまっていたりするし、それが親の意見だと尚更大変だ。


「30日間チャレンジ」の良いところは自分自身の偏見や食わず嫌いを解消するチャンスがあるということ。
「なぜやりたいのか」あるいは「なぜやりたくない、嫌悪感があるのか」を考えることで自分という人間の出会い直しができる。

ヘアアイロンは、自分を手入れする楽しさに気づいた。
ファンデーションは自分と洋服を調和させるためにメイクをもっと楽しんでみようと思えた。
ルイボスティーはお茶でそんな効果あるのか…?という疑いがルイボスティーすごい…になった。

現代の生活とは対極の環境である登山を経験することによって、今の生活やファッションを振り返るきっかけとなった。

ヒールのある靴は疲れるから履きたくない、という理由だったのだが
車移動が主な田舎暮らしなのでお出かけと言ってもそんなに歩かないし、体幹が鍛えられて良いなと思った。いつかヒールで走れるようになったらそれはかっこいいと思う。都会の中の野生。

災害時の危険もあるが、わたしの場合は基本自分の車と一緒に移動しているので車にある防災セットにスニーカーを入れればよいのである。
(足袋でもポーチに入れておこうかな…?)

山は月に2回ペースで登る計画をしている。
左股関節は筋膜ローラーとストレッチで自力で治したけど、歩き方もしくは反り腰に原因があると思うのでカイロか治療院に行って身体の使い方を教わるつもり。


挑戦することで、思考の代謝が促され、巡りが良くなっている気がする。

不思議と「続ける」コンプレックスは感じていない。もしかするとそもそも「続ける」ことに興味がない人間だったのかもしれない。
続けたかったら続けるのでしょう…!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?