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セールの誘惑・靴下のおしゃれ

夏のセールが始まった、ということは、つまり「セール対象外」コーナーで秋冬物が始まったということだ。
不思議なもので、毎回セールを覗く度にこれいいかも!と思うものは「セール対象外」の新作の秋冬物だ。

予算的なこと、クローゼットのラインナップ的に今年の夏のセールは覗かないつもりだった。
セールで心を揺さぶられたくないからだ。

しかし、見たくないという強い気持ちは見たいという気持ちの裏返しで、結局覗いてしまうのだった。

①気になっていたマーチンが30%オフ
②春に便利そうなジャケットが50%オフ
③秋冬新作ジャケット 定価

なぜかやっぱり心を惹かれた③beautiful peopleの2024秋冬新作のジャケットも試着してしまった。

うっかり試着をしてしまったところ、新作のジャケットがとても良くて、セールのマーチンもセールジャケットも、家に帰ると頭の隅に追いやられている。

セールのものだってもちろん良いものなのに。
No. 1を決めるって大切ね(お財布的な意味でも)

とは言え、10万円近いジャケットをすぐに買える服飾費の予算はない。



先日自問自答ファッションのあきやさん講演会で


ベストコーディネートを作る順番に「靴下」があった。

わたしは健康のため健康によいと言われる(実際に腰痛が軽減する)靴下を履いているのだが、それを履くと少し…野暮ったくなる。

百貨店の靴下コーナーを見ると、セールになっていて、ヴィヴィアン・ウエストウッドの靴下が安くなっていた。

そういえば中学生の頃は流行りの紺のハイソックスではなくて、ヴィヴィアンの派手な靴下を制服にあわせて履いていたのを思い出す。
部活の部長だったからスカートの丈を短くすることも、制服を着崩すこともできなかったから、唯一のおしゃれが靴下だったと思い出す。
コンバースの白い上履きにヴィヴィアンの靴下。イケていたか、と言われるとわからない。けれど毎日楽しかった。


「恥ずかし」く、つまり、「気持ちがいい」思い出だ。

色々悩んで赤と青色の靴下を買って帰った。
家族からは好きな色の靴下を買ってきたんだね、と言われた。
赤はそうじゃないと思うと言ったら、いやきっとかぷちは赤好きなんだと思う、と返された。

自分でも気づいていない自分が、ファッションの中にいるのを感じた瞬間でもあった。

よいセールの買い物をした。

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