フレキシブルな飲食店になろう、パート3

 GO TO トラベルも本格的に始まった感じが当店でも感じられる先週末でした。一組のお客様が清算時にクーポン券をご利用されました。

 京都の観光地では修学旅行も増え、生徒さんが配布されたクーポン券をご利用になるケースをよく聞くようになりました。

当店は日帰りの近隣地域からの個人客がご来店されるケースが多いので、クーポンの利用は多くないと思っています。

さて、今後の当店の状況ですが、11月は土日にようやく法事のご予約をいただけるようになりました。また、2,3件ですが、観光客の20名以上の団体予約も入っています。少しは明るい見通しが出てきました。

また、10年以上前から通販でおせち料理の販売をしてますが、9月から販売の開始をはじめました。特におひとり様用のおせち料理がこのコロナ禍でご家族がお集まりになるお正月に、個食用としてご利用されるのかと思えるご予約が数件すでにいただいてます。出だしは例年より良い方だと思います。

 前回お伝えした、先週末から始めた、食べログの即予約ですが、日曜日は即日4件、合計12名様のご予約をいいただきました。売上金額にして約5万円ぐらいです。即予約をしていたから、ご来店いただいたのか、初めからご来店いただく予定で、GO TO eat のポイントが付与されるから、わざわざご予約をされたのかは、定かではありませんが、これからはこの体制を続けようと思っています。

 最近の若い飲食店経営者なら、この即予約も当たり前かもしれませんが、私にとっては、この決断は相当な覚悟がいりました。特に常に席が1,2テーブル空いているような季節は良いのですが、春や秋の観光シーズンになると、土日は例年ほぼ満席状態になるので、思いとどまっていました。

しかし、土日でも、以前の予約受け入れ設定では、一般テーブル席が予約で満席にはなるのですが、1回転で終わり、後は飛込のお客様で対応していた状況から、今回の設定では予約が12時時点で満席でも、1時過ぎなら予約が入れられる設定に変更したので、2回転目を確実に拾う体制にしたので、11月を楽しみにしている状況です。

 さて、最近の経済ニュースを見ていると、悲観的なニュースとして、コロナで悪影響をうけた業界の冬のボーナスが支給されなかったり、大幅に減額されるということです。

 また、逆に楽観的なニュースとしては、携帯電話の使用料が菅総理の号令で、各事業者が低価格に変更するような記事があります。この携帯代の減額が実現すれば、日本国民の多くにその影響があり、減額された分が可処分所得が増えるわけで、予想するに、消費と貯蓄とに回されると思われます。

 携帯電話の費用の減額はとても影響力が多いのではと思っています。そもそも、携帯電話のないときを知っている私の世代から言えば、今は小学生や中学生の子供たちでも携帯電話を使っているわけで、その費用は安くても、月額3000円くらいにはなるでしょう。でも、私が育てた子供の中学生のお小遣いといえば、せいぜい月額5千円までだったでしょう。

携帯電話を買うから、お小遣いは無しなんてわけにはいかないので、その携帯電話代が家計の負担を増やしているわけです。その分、別の消費に充てられる金額は減っている状況は今でも変わりませんね。

 日本国民のほぼ全員が使用している携帯電話の費用の減額は消費にまわれば、相当な影響があると思われ、期待できる材料ですね。

 今後の展開はまだまだ不透明でなんとも言えない状況ですが、個人の消費喚起政策に期待しながら、今はじ~と、亀の首のようにひっこめたまま、外の様子をうかがっている状況だと思っています。


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