今後どうなる?2回目の緊急事態宣言発令中 サスティナブルな飲食店になろう

 正月が明け、とうとう(当然かも)京都府にも緊急事態宣言が発令され、皆さんのお店はどのような状況でしょうか?

 当店では、この1週間、夜の来店予約も無しで、昼間もパラパラといった状況で、アルバイトさんにも休んでいただいて、営業は続けています。

 しかし、私自身の昨年の緊急事態宣言時の心情と今を比べてみると、昨年は新型コロナウイルスの感染が長期化すると覚悟はしていましたが、借入や給付金により、当面の運転資金は確保するめどが立ち、何とかなりそうだと思っていました。

 昨年の緊急事態宣言から半年以上経ち、確保していた資金が徐々に減少してきた今は、「いったい、いつまでこのような状況が続くのか?」「さらなる資金を確保するべきか」「これ以上、この状況を軽減するための対策が思いつかない」「今の緊急事態宣言が解除され、桜の咲くころには、現状を打開できる」など心境は複雑です。

 京都市は観光都市で、観光地ではこの年末年始に初詣や観光に訪れる人が例年多く、旅館業はもとより観光関連業界のすべてが影響を受けています。京都の行政は国の施策には従順に従いますが、地域の実情に沿った施策を打つべきですが、何もなくて、寂しいものですね。

 国も都道府県も平時の取り組みに対応する組織構造で、その平時に上から市民に向けて、施策が展開されてきました。今回のような危機的な時にしっかりと市民の声に答えていけるような組織構造では無い、未来の危機感もない、平和ボケの組織では、我慢を強いられるのは市民だけです。

 今後は全ての組織を再構築するぐらいの変革が必要な時期になっているのではないでしょうか? ぶら下がり、癒着の濃い関係組織がそれぞれ「なあなあ」自分たちの都合の良いように、また、事なかれ主義的な活動を続けてきた結果だと思います。

 飲食店では時短要請に応じない店もあるようですね。「自分の身は自分自身で守る」政府や府市の言うことばかり聞いていれば、自身のお店を守ることができないとの思いからでしょう。

 今の日本人は今までのコロナウイルスの感染状況を様々な情報(正しいか間違っているかは別として)を判断して、政府の要請には耳を傾けず、行動している人が増えているように思います。

 新型コロナウイルスの感染が収束するには、また、自身の生計が成り立つにはどのように行動するべきなのかを判断する時期だと思います。

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