コロナ禍の年末年始を迎えるにことに、サスティナブルな飲食店になろう

 おはようございます。明日はクリスマスイブ、あと一週間ほどで年末年始を迎えます。それも飲食店にとっては最悪のシナリオの年末年始です。

 医療緊急事態になり、また京都市も時短要請が発表となり、これ以上の感染拡大は絶対に阻止しなくてはいけなくなりました。当店は21日月曜日からは来店客はゼロです。

 そもそも、当店の立地では、この時期は閑散としているのですが、それにしても「静か」(泣)です。

 今、当店で一番心配しているのは、新年になってからです。当店の周辺は高齢者(おじいさん、おばあさん)の住宅が多く、正月にはその家族が実家に帰ってくる時期で、来店、仕出しとも多くのご注文をいただける時期なのですが、今のところ、皆無に近い状況です。

 京都市も飲食店の時短要請が出されましたが、当店は営業時間の表記が21時となっているので、支給要件には当てはまらないのでしょう。しかし、営業時間表記が21時となっているが、通常、夜の会食などのお客様は平均退店時間は21時30分 遅いときは22時くらいになります。

 このような形態の店舗は支給要件に当てはまらないのでしょうか?支給要件は、営業時間が21時以降の店舗に対して営業時間を21時までに短縮と言ってますが、当店のようなお店は多いのではないかと思います。

 それでなくても、12月21日からの時短要請をだされ、29日からはGO TOトラベルの利用もできなくなった飲食業界は忘年会、新年会の需要も含め、一番の稼ぎ時にこのような事態で、今後、どのようになっていくのか、緊急事態宣言が出されたころより、切実に身に染みてます。

 最近、首相が8人で会食したや、地方の議員が10人以上で会食したことがテレビで批判されていますね。ホテルなどの宴会場では感染対策を十分にしているにもかかわらず、5人以上の会食はダメ!!とは本当におかしな情報だと思うのですが、いかがでしょうか?

 これでは、感染対策を十分しているところであれ、十分にしていないところであれ、5人以上の会食は禁止ということになりますね。

 感染対策をあまりされていない飲食店に多くの若者が集まり、感染が拡大してきた経緯もあります。第二波、第三波の感染拡大に多く寄与した20歳代はテレビや新聞も見ない人が多く、コロナ感染症の情報が届きにくく、60歳代以上の高齢者のように、テレビや新聞からその情報(ワイドショーなど過度な情報もある)を取り入れている年代層とは意識のギャップがあると思います。20歳代の人に対しては、SNSなどを通して、より多くの正確な情報を頻繁に発信すべきだと思っています。

 感染拡大の阻止は大変重要なことですが、また、コメントする専門家のご意見ももっともだと思います。しかし、政府が公表した5名以下の会食という言葉が問題です。

 私個人の意見ですが、感染対策を十分している場所での会食は50名でも全く問題ないと思うのですが、5名以上はダメとあれだけ報道されれば、国民はそれを常識と受け止めて、ますます会食する機会が減少してしまいます。

 また、飲食店が注目されて、その支援策もありますが、その要件に達していない飲食店や飲食店に食材を提供している業者には何の支援もありません。このような業者も心配です。なんとかならないものでしょうか?

 この投稿で今年最後です。皆さん、良いお年をお迎えください。

来年は辛丑(かのとうし)です。SBIホールディングスの北尾吉孝氏の本から、来年を想像すると、現状打破 闘争や犠牲をともなう革新 の現象があらわれ、様々な融合が生まれ、あらゆるエネルギーを結集して今にも芽吹くという年のようです。

くしくも60年前(昭和36年)は「上を向いて歩こう」がヒットした年です。皆さん、苦難を乗り越え、来年は「上を向いて歩いていきましょう」  

よろしければ、サポートお願い申し上げます。小さな京料理屋ですが、日ごろ思っていることを、忌憚なく書いております。お店の運営のこと、商品のことなど、思う付くままに書いていることが、皆様にも共感していただければ幸いです