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「逃がした魚が大きい時ほど、それを次につなげるべし」俺のコラム #013


「逃がした魚は大きい」とは良く言ったものだ。高配当を狙う中で巡ってきた大きなチャンスは、俺の手の中からヒラリとすり抜けていった。

2020年7月4日ボートレース若松で開催されていた「公営レーシングプレス杯」、その優勝戦。そう、3連単④③⑤ 122,920円の超・高額配当が飛び出したあのレースだ。俺はこのレースに高配当の可能性を見出し、実際に舟券を購入した。もう振り返りたくもないが、皮肉にもレース選択と予想のファクター。そして展開予想、その全てが噛み合っていた。にも関わらず…。せめて、今回の失敗談がこれを読んでいる兄弟たちの参考になればという思いで綴ることにする。

メンバーは

①市橋卓士 ②森永淳 ③新田泰章 ④川崎智幸 ⑤鶴田勇雄 ⑥松本弓雄

そして最も重要視している機力評価はこうだ。

②森永淳>>⑤松本弓雄=⑤鶴田勇雄>①市橋卓士=③新田泰章>④川崎智幸

文句なしの超抜は②森永。初日から明らかに直線が強く、調整もハマって連日、強烈に伸びていた。最終的には出足も見劣ることのない完璧な仕上がりだった。一方で、インの①市橋はというと、着順こそまとめていたが中盤は良く見て中堅が一杯の動き。終盤になり、やっとのことで中堅上位と言ってもいいかも?というレベルには達していたか。インに中堅上位の①市橋、隣に超抜の②森永。①ー②がバカ売れしていたが、このパワー関係、そして位置関係を見て俺の予想の本線はすぐに決まった。

インと2コースの“イン競り”そして“センター勢の展開戦”だ。高配当パターンの一つであるイン競りとは、2コース選手の攻めに対して、インコース選手が徹底的に抵抗することで共倒れになるパターンを言う。2がスタートで先行し、1の前を塞ごうとするが1は決死の抵抗で舳先を残し先マイを主張する。

ここで2が待って差しに構えればもつれることも少ないが、2が抵抗する1を強引に攻め潰しに行ったときだ。絶対に譲らない1と、それでも攻める2がお互いの首を絞めるような態勢になり流れていくのだ。これがイン競りだ。2が機力で優位に立つ時(特に行き足・伸び)ほど起こりやすいということも覚えておいて欲しい。

攻め立てた②森永に徹底抗戦した①市橋…。若松12Rは俺が予想した通り、典型的なイン競り(①②)でセンター勢(③④)がズッポリと差し抜けた。機力評価とスジ予想は完璧、舟券も③④を中心に買っていた。にも関わらず、俺は舟券を外していた…。

この失敗談が、せめて兄弟たちの糧になってくれればこれ幸い。


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