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「前付け艇とダッシュ舟券」俺のコラム #019

今回は穴狙いのセオリーである“前付け艇”が存在するレースの“ダッシュ舟券”がテーマだ。

日頃から高配当を狙っている穴党にとっては常識的な内容となるが、ビギナーにとっては参考になる情報になると思う。実際のレースを取り上げながらポイントを説明していくので是非、今後の前付けレースの参考にして欲しい。

また、よりイメージができるよう各ボートレース場のリプレイ動画で実際のレースを見ることをおすすめする。

まずは8月6日ボートレース丸亀で開催されていた「スポーツニッポンカップ」の12R優勝戦。

上位級の舟足に仕上げた①林美憲の1号艇だが、⑥今村暢孝がいつものように前付けを敢行。この両者はセンターポール辺りの起こしで極端に助走が短くなる苦しい態勢となった。案の定、スリット前後に加速が乗らず、3コースから十分に助走を乗せた②古澤光紀がコンマ14の快ショットから一気に締め込み軽々と捲って優勝を飾った。

②古澤光紀の外に構えていた⑤國崎良春、④細川明人が展開に乗って浮上。3連単は②⑤④で配当は16,670円。助走が取れないスローの両者を見切り、ダッシュ4艇のBOXを組むだけで取れた万舟だ。

ちなみに②古澤光紀のスリット足の仕上がりを把握していれば、軸は固定できた。機力評価ができていれば点数も絞れるし、自信を持って買うことができるだろう。


続いては8月15日ボートレース津「中京スポーツ・三重テレビ納涼しぶき杯争奪戦」2日目の3Rだ。

⑥花本夏樹が前付けで深めの3コースへ進入。4カドに引いた③小坂宗司がダッシュを乗せて捲り、その展開を④畑竜生が差し抜けた。捲った、差したのスジ舟券。いわゆる“ダッシュ連動”舟券だ。こちらは21,450円と大きい配当になった。


ラストはボートレース宮島「第50回スポーツニッポンカップ」の4日目、12R準優勝戦だ。

イン①西村拓也が圧倒的な人気を集めたが、⑤正木聖賢が前付けを敢行。両者の起こし位置(スタート位置)は100mを切るかなり苦しい態勢となる。①西村拓也がタイミングを逸してコンマ41と大きく遅れた。

一方で、ダッシュを利かせた3コース③岡谷健吾はコンマ14の好スタート。一気の捲りで先頭に躍り出た。その一つ外から行った③島川が連動して両立。3連単の配当は12,050円。このレースも同じく、助走の取れない2艇を見切るだけで取れた舟券だ。


だから前付け艇のあるレースはやめられないのだ。

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