見出し画像

コラム「俺の高配当予想術」#003

今回は、高配当を狙ってとるために必要な“筋(スジ)舟券”という考え方を紹介したい。

スジとはボートレースにおける“よくある展開”“セオリー”のようなものだ。

今までの穴狙いでこのような経験をした読者はいないだろうか?「人気をしていない4号艇のB1選手がカドから伸びて捲りそうだから4号艇をアタマで買おう。2着は1号艇と2号艇のA1級選手にして、さらに配当を狙って3号艇のB1級選手も買っておこう。5号艇と6号艇は今節は成績も悪いし切ってもいいかな」この展開予想から買った舟券は4-1・4-2・4-3。

そして、実際にレースが始まる。狙い通り、4号艇の選手がスタートしてから伸びて捲って先頭に立った。「よしっ!」心の中で会心のガッツポーズを決めた。しかし…4号艇の捲りで1・2・3号艇の選手は1Mで前が詰まって失速。5号艇は4号艇に付いて回る全速ターンで1Mを通過。6号艇も失速した艇の内を差して浮上。実力者の1号艇が追い上げたが届かず4-5-6で高額配当決着…。4-1・4-2・4-3は残念ながら紙くずに。これは、ボートレースの展開における“スジ”の典型的なパターンだ。

捲った艇の内にいる艇は、前への進路を塞がれる形となり、減速を余儀なくされる。捲った艇の外側は、この減速した艇を次々と追い越していくことができる。そのため、捲った艇の外側を組み合わせることが有効で、4-1・4-5・4-6が狙い目になる。

ではこのレースで、4号艇が「捲り差し」に出た場合はどうだろう。4号艇がスタート後に伸びて2号艇と3号艇の前を塞ぎ、次に1号艇の内側を差していく展開がイメージしやすいだろう。そうなれば、1号艇は態勢を立て直して2着に残る可能性が格段に高まる。

一方で、外の5号艇、6号艇は間隙を待ってハンドルを切るため仕掛けがワンテンポ遅れて浮上し辛い。推奨は4-1・4-2・4-3だ。4号艇が早いスタートから攻めるレースでも、1Mの戦法が「捲り」なのか「捲り差し」なのか、その“決まり手”によって買うべき出目が変化していくのだ。

ちなみに、4号艇が捲ったが1号艇がこれに飛びついて両者が競り流れる。その内を5号艇が差し抜け、6号艇も差し浮上という、5=6・5-1・5-4というレース展開もよく見るスジだ。

高配当を狙って取るには、狙いを付けた選手の決まり手を予想し、その展開・スジをフォーメーションに落とし込むことが重要だ。



大きく勝てたor記事が役に立ったと感じてもらえた時に投げ銭感覚でサポートしてもらえたら幸いだ。キツネだけに次のご利益に繋がるかも。。