見出し画像

「狙って取れる高配当」コラム#007

高配当を狙って予想をする上で重要な要素として「進入の乱れ」「機力評価」「展開(スジ)の予想」「選手特性の把握」これらを定番的なものとして以前の記事でも紹介してきた。今回は、その要素がいくつも重なったレースで高配当決着となったレースがあったので取り上げたい。

ボートレース三国5月14日『けーぶるちゃん。杯』開催初日11R。①乙藤 A1 ②酒井 A2 ③齋藤 B1 ④戸塚 A2 ⑤花田 A2 ⑥池田 B1
この並びを見て穴党がまず目を向けるのが、内寄り志向の⑤花田の存在だ。

そして「⑤花田のコース選択は?起こし位置は?①乙藤の助走距離は?カド位置になる選手は誰?当レースの機力差は?」と考えを巡らせながら予想を立てていくことになるだろう。


話は逸れるが、今後の高配当狙いの参考情報として⑤花田の選手特性を紹介しておきたい。

まずは、外枠(5・6コース)での出走時に枠なりからレースですることは少ない。とは言え、インコースに固執した前付けはせず、2コースから4コース(スロー)からスタートすることが多いのが特徴だ。ちなみに⑤花田は、モーターの仕上がり・足色・得点状況・内枠選手との兼ね合いなどで、待機作戦が流動的になるタイプなので進入予想はやや難解になる。⑤花田に関しては、鈴木幸夫・石川真二・西島義則などのイン屋とはすこし毛色の違う“前付け屋”という認識をしておくといいだろう。

これらを踏まえれば、この三国11Rは⑤花田が前付けに動いて、(A)①⑤②③④⑥または(B)①②⑤③④⑥の進入予想が立てられる。

ではレース展開を作るであろう攻め手は誰になるか?機力面での狙い目は、前検から「伸びがいい」とコメントしており、前半レースも4コースから伸びなりに捲って勝っていた②酒井だ。この11Rの展示タイムも断トツの一番時計を出しており「伸び系で機力上位」の信憑性は高まっていた。となれば、狙いのスジとなるのは、捲る②酒井とその外の展開戦。フォーメーションに落とし込むなら②③④ー②③④⑥ー②③④⑥がセオリーだ。

結果的にレース本番での進入は前述想定パターン(A)の①⑤②③④⑥となり、助走が短くなったことで加速が乗らなかった①乙藤・⑤花田を②酒井が捲り、3連単②⑥③(24,710円)で決着した。

冒頭で挙げた「進入の乱れ」「機力評価」「展開(スジ)の予想」「選手特性の把握」の要素をいくつもはらんでいる典型的な“狙って取れる高配当”だった。



大きく勝てたor記事が役に立ったと感じてもらえた時に投げ銭感覚でサポートしてもらえたら幸いだ。キツネだけに次のご利益に繋がるかも。。