火星の…四次元体験記
ママトラマンのせいで大変な被害を被った火星ですが、水が豊富ななったので作物がよく稔るようになりました。
ウルトラの家族は今、ぼろっちいけど頑丈なロケットの中。M-78星へ帰還中です。
少々予定外のこともありましたが、次はウルトラの息子たちのために円谷監督がシナリオを準備するのです。
ウルトラの家族と地球人は今までより更に深い絆で結ばれました。また新作ウルトラマンで逢える日を楽しみに…。
SFストーリーを展開する時、「時空」、「四次元」、「ワープ」とか難しい科学用語が出て来ますが、全部を理解することほとんど無理ではないでしょうか。
私は中学二年の時、「時空とか四次元ってこういう事?」と思った体験をしています。
二時限が終わった私たちのクラスの休み時間。男子生徒たちは席を立ってくつろぎふざけ合っている中に、三~四人のクラスメイトが教室の後ろの窓際に向かって行った時、一瞬私の頭の中のスクリーンに動画が浮かんだのです。
それは彼らが窓際の隅に置かれてある掃除用具箱の上に登り、教室の天井の点検口を開けて二人ばかり中に入っていったという様子でした。
このすぐ後に私の頭の中の動画と全く同じ光景が、窓際に向かった彼らによって展開されたのでした。
私は思わず「あっ」と唸った。同時に驚きました。
「いや何、元気を持て余している中学生のすることなど似たり寄ったり。少々羽目を外した行動など何処でも見られる光景でしょう」
その通りかも知れないのだが、私たちのクラス生が天井の中に入って行くことなどは今までは無かったのに。
私の頭にイメージが浮かんだのは「一瞬」でした。そのイメージが現実に起こったのは1~2秒後。彼等が天井裏に入っていった行為は2~3分。
一瞬と感じた時間が2~3分の長さでもあったのです。
「時間は伸びたり縮んだりする」という相対性理論の一説を思い出します。似たような体験をお持ちの方は私以外にも居られるのでは…
せっかくですから、最近の出来事からもう一話。
これはちょうど去年の春ごろのことでしたか。よく覚えていませんが、ロシアに巨大隕石が落下して話題になったことがありました。それから余り日にちが経たないで、日本にも似たようなことがありました。こちらは「火の玉」と呼んでおりましたが、私はそれを目撃しました。
未だ夜明けの遅い時節でした。05時30分頃。眠り付けなくて布団の中に頭を入れて寝ていましたら、何やら少し眩しいような気がして目を開けました。窓の下辺りから太陽のような明るい光が見えました。
「もう朝なのか」
と思いましたが、まだ暗い闇の中をバレーボール位の大きさのオレンジの「火の玉」だけが明るく輝いて、地平線の近くを窓の右から左へ凄いスピードで動いていくのが見えました。火の玉の後ろには彗星の尾のようなものが長く伸びていました。
余りの迫力に驚きました。火の玉の飛び去る「ごおーっ」という音。尾の方からは火の粉のはぜる「パチパチ」という音。を聞いた気がしましたが「気」のせいでした。そんな錯覚を起こす程の迫力だったのです。
何故か私はPCを開いてツイッターの知ってる限りのフォロワーに電報のようにめちゃくちゃにツイートしました。そのうちの二人から「見たらしい」との返信がありました。「見たらしい」というのですから本人は見ていなかったようです。
新聞にもTVにも「火の玉」が映っていました。ツイートの記録をさかのぼれば、当時の様子が見られると思いますが。夜明け前の暗い時間だったので、目撃者が少なかったと思います。ほとんどの人が一生かかっても見ることが出来ない貴重な「火の玉」を拝めたので、何となく徳した気分でした。一週間ほど後、夜勤勤務で職場におりました。休憩タイムに外に出てタバコを咥えて何気なく閉店した薬局の上を眺めてましたら、ロケット花火のようなものが横切って行きました。何あろうそれは、一週間前に見た「火の玉」のミニュチュア版でした。火の玉に一週間に二度ビックリさせられました。
巷ではUFOの目撃談などの話題で溢れていますから、「火の玉」など「ヘ」でもないかも知れません。でも、週に二度火の玉を見た、ということは、ある意味「不思議」のひとつかと思います。
次回はまた本編に戻り、「宇宙人の大騒ぎ」を展開して参りたいと思います。お楽しみ下さいませ。
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