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フキ:蕗

Petasites japonicus
野山の道ばたなどに生え、地下茎を伸ばして広がり群生(ぐんせい)する。春、葉が出る前に、花の茎を伸ばして頭花(とうか)をつける。雄株と雌株があり、雄の頭花は薄い黄色で、雌の頭花は白色。葉は腎円形(じんえんけい)で長い柄がある。若い花茎(かけい)とつぼみであるフキノトウは山菜として親しまれている。本州~沖縄、朝鮮半島、中国に分布する。フキ属。

雌株。花は白い。フキノトウの成長したすがた。

葉は直径15~30cmと大きく、つやはない。

北国の巨大植物
アキタブキは秋田県、岩手県、北海道、樺太にかけて分布するフキのなかま。葉は直径1.5m、葉柄(ようへい)の長さは2mにもなる。本州に生育するヤマブドウ、クマイチゴなどさまざまな植物が北の日本海に面した多雪地帯では巨大植物となる。短い夏の日照時間と関係するともいわれているが、本当のところはわかっていない。

6月26日

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