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ドクダミ:蕺草

Houttuynia cordata
全体に臭みがある。日陰に群生(ぐんせい)し、高さ30~50cmになる。花期は初夏~夏。花は小さく多数集まって円柱状の花穂(かすい)となる。花弁(かべん)のように見える白色のものは総苞片(そうほうへん)で、4個ある。利尿や消炎などの民間薬として利用される。本州~沖縄、中国、ヒマラヤ、東南アジアに分布。ドクダミ属。
1つの花は、先が3裂した雌しべ1個と3~8個の雄しべがある。

ポイント
葉はハート形で、裏面は紫色を帯びる。
特有の香りをもち、さわっただけでも匂う。
ドクダミのサラダ
ドクダミの茎や葉には強い臭気がある。アルデヒドという二日酔いの頭痛の元になる物質だ。地中を長く伸びる白い根茎には澱粉があって、日本では食料難のときに茹でて食べたという。しかし、中国や東南アジアでは、現在も根茎を生のままでサラダにする。意外に臭気は気にならない。日本のものと別種なのかもしれない。

9月9日
9月29日

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