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新型コロナウィルス、5/16雑感

5/16 今日の時点での雑感など。

イタリアで人口が日本の半分以下で新型コロナウィルスによる死者数は3万人以上。
日本で6万人亡くなった、となれば東日本大震災の3倍ほどの死者数ということになるので、犠牲者の多さ、社会へのインパクトが想像されると思います。

人口100万人あたりの死者数で比べるとイタリアは500人以上、アメリカは260人ほど。日本は5.6人。
ただし中国、韓国、台湾など人口当たりの死者数が日本より少ない国や地域もあります。
日本でどうしてアメリカやヨーロッパのような感染拡大にならなかったかは、実際のところよくわからないし、このままわからないままかもしれません。

日本の感染者数、死者数を見ると、インフルエンザや交通事故、自殺などとくらべてたいしたことないんじゃないかという考えもあるかもしれませんが。
結果的に、そうなっているということであり、社会活動を制限してでも警戒するのはやむをえなかったと思いますし、今後事態が悪くなる可能性もなくなってはいないと思います。

ちなみに
年間の日本の自殺者が多い時で3万人、交通死亡事故が年間1万人超えていましたが、
現在は自殺者は2万人以下(実態どおりカウントされてるかはともかく)、交通死亡事故は3千人台。
お風呂で亡くなる高齢者、近年は年間5千人以上。

疾患のある方や高齢の方など、重症化するリスクの高い方やそのご家族にとっては、症状のない人からでも感染するかもしれない、というのはなかなかこれまでにない恐怖かもしれません。
非常事態宣言が解除され、過剰に恐れたり同調圧力的な自粛はしなくていいかもしれませんが。
リスクの高い方、警戒が必要な方がいること、無自覚でも感染をひろめる可能性があること。たまたま、現在の感染状況でおさまっているけど、もっとひどくなった可能性も、これからまた感染増加に転じる可能性もあることを忘れないように行動したいと思います。
また、せっかく全国でとりくまれたリモートワークなどの働き方、社会活動の抑制、学校以外での学習といったこと気づいたプラスの面もあったと思いますので、そのままもとに戻るのではなく、すこしでも世の中いい変化につながっていくといいかと思います。
震災に続いて、やはり東京、都市圏への人口や機能集中のリスクはあぶりだされているのではないでしょうか。


グラフは
https://aatishb.com/covidtrends/
より

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