ミさんの選ぶ九学表彰式2022
🌷はじめに
お久しぶりです。そろそろnoteを書きたいな〜と思いながら04の紹介を書いていましたが、それよりまだこっちの方が時期的にいいのかなと、独断と偏見で失礼にあたるかなと思いつつも2023年を振り返り、表彰式を行いたいと思います。
以下表彰式を行うにあたりまして、ノミネート賞の紹介をしときます。最も優秀な成績を残した人へ送る「 最優秀賞 」優秀賞までには届かずとも優秀な成績を収めた「 優秀賞 」最優秀賞・優秀賞までには届かずとも良い成績を収めた「 殊勲賞 」1年間を通した伸びや怪我からの復帰など努力を感じた人へ送る「 努力賞 」一年間を通して私を感無量にさせた人へ送る「 ミ賞 」の5つです。(最後に関しては意味がわからないとツッコんでください)
それでは始めます。まずは高校の部から行きましょう。
🌷最優秀賞「 主将としての責任 」
▶︎▶︎ 永本脩③(14:17.02)
満場一致で最優秀賞を贈る人は彼で決まりなのではないでしょうか。この1年間で一気に全国に名を広めた九州学院の主将です。
とはいえ、1月6日のクロスカントリーでは竹割真①(東海大)に続く2位で僅か1秒差でゴールしています。3位の村上直弥③に9秒の差を付けています。既にエースとしての強さが芽生え始めていますね。
伊那駅伝 1区 区間賞 23:05
奥球磨駅伝 1区 2位 29:57
日本海駅伝 1区 区間賞 29:57
熊本県駅伝 1区 3位 29:49
九州駅伝 1区 2位 29:54
甲佐ロードレース 2位 29:25
昨年度PB 14:50.30
4月 9日 14:40.90
4月23日 14:43.89
4月29日 15:07.57(ぺーラン)
6月 3日 14:42.09
6月16日 15:18.86(悪天候)
11月12日 14:28.79
11月26日 14:24.22
12月10日 14:17.02
12月26日 14:18.19
今期全ての駅伝でスターターを務め、全て区間3位で収める絶対的エースとして大活躍でした。トラックの方でも走れば走るだけPBを更新し、逆タイム番長から本物の強さを身につけたのでは無いでしょうか。11月5日の県駅伝から12月11日の記録会までの6連戦(29:49→14:28.79→29:54→14:24.22→29:25→14:17.02)をものともせず故障も無く連続PBという素晴らしい成績。見ての通り外さない安定感のある選手です。ここまでタイムを伸ばしてきても、まだまだロードの強さとトラックのタイムが比例してない感じがしちゃいます😹年明けに奥球磨ロードと都道府県駅伝を控える脩くん。恐らく都道府県に向けて奥球磨ロードは回避するでしょうが、都道府県で1区を走るであろう脩くんの結果に期待がかかりますね^_−☆ 都大路で見れなかった永本脩の駅伝を、広島でとくとご覧あれ!!!!!!!!!!
右も左も分からないまま始まった2022年。主将としての在り方やチームの纏め方に不安を抱えながらの出発だったことでしょう。今では声で、結果でチームを引っ張り、主将としての任務を最大限に発揮し、同級生、下級生、他校……皆に愛される優しく頼もしくかっこいい主将としての永本脩の姿がそこにはあります。県駅伝で負けたことに人一倍責任を感じてるんじゃないかなとか、強くなって名が広まった以降、様々なプレッシャーが重くのしかかってないかなとか、沢山考えることがありました。だけど、私から見る脩くんはいつも元気で明るい笑顔で「 頑張ります! 」「 大丈夫です! 」「 ありがとうございます! 」って不安や弱さを一言も口にせず、常に前だけを向いてひたすらに進み続ける勇ましい主将でした。春から環境がガラリと変わり、箱根駅伝の夢を追いかけ走り続ける4年間が待っています。どこの大学に進学しようと私は永本脩を応援し続けるし、これからももっともっと結果残して、今以上に名を広めていこうね〜✌🏻1年間、主将として九州学院を纏めてくれてありがとう。脩くんが主将で良かった〜〜お疲れ様🙌🏻よく頑張ったね!!!
🌷優秀賞「 強力最強ルーキー君臨 」
▶︎▶︎ 椙山一颯①(14:15.68)
奥球磨駅伝 2区 6位 8:38
熊本県駅伝 7区 2位 14:54
九州駅伝 4区 2位 25:25(日本人1位)
甲佐ロードレース 3位 29:34
4月24日 8:40.98
4月29日 8:42.25
5月14日 8:34.22
7月10日 8:32.11
9月 3日 8:36.16
10月8日 8:17.43
9月17日 15:03.88
10月16日 14:30.69
11月12日 14:30.30
11月26日 14:25.16
12月10日 14:18.62
12月26日 14:15.68
改めて確認しときます。1年生です。正真正銘の1年生です。入学して初めて5000mを走った9月の新人戦から3ヶ月でPBを50秒近く縮めました。はにゃ???????5000m6連続PB更新中。はにゃ??????現時点の(12月29日)全国の1年生5000mランキング、須磨学園の堀野くん(14:08.70)、鎮西学院の牟田くん(14:15.47)に続く3番手ですよ。ちょっとウチのルーキー凄すぎない🥹🥹❔この調子でいけば来年にはトップに踊り出れるのでは🥹🥹❔期待が高まる一方で、故障しないでという不安も募ります。大切に育てたいですね。
駅伝では10km区間以外全ての区間を経験した椙山くん。1年生でこれだけ他校の強い選手と互角に戦えた椙山くんは100点の走りをしてくれたと思います。3km区間……5km区間……8km区間……と出場を重ねるにつれ主要区間を任されるようになりました。来年は1区でチームに流れを手繰り寄せるエースとなるのか、3区で他校と差を広げるエースとなるのか……どこを走ることになっても楽しみですね😌
今年最後のトラックレース、都大路の翌日にあったSGH文スポ記録会で14:15.68のPBを樹立。今までずっと勝てずにいた永本脩③に初勝利を収めました。11月5日に「 5000mで14分10秒台を出せるように頑張ります! 」と私に言ってくれました。早くも目標達成しちゃいましたね(笑)この調子でポンポンPB出して13分台や〜〜!!って言いたいけど人生そう上手くはいかないもので……。いつかはこの連続PBも途絶えてしまうんでしょうけど、4月の金栗記念で椙山一颯の強さが光るレースを是非現地で観戦してみませんか???☺️ この子は鶴川正也②(青山学院大)を超える逸材かもしれません……
🌷殊勲賞「 悔しさからの逆襲 」
▶︎▶︎迫紘太②(14:27.16)
伊那駅伝 4区 8位 27:28
奥球磨駅伝 6区 11位 15:30
九州駅伝 5区 区間賞 8:33
奥球磨ロードレース 30:35
昨年度PB 14:53.14
4月 9日 14:51.27
4月29日 15:07.69
6月26日 14:46.13
7月 9日 14:42.24
11月12日 14:38.24
11月26日 14:36.71
12月10日 14:42.51
12月26日 14:27.16
4月24日 9:31.30
6月 3日 9:12.45
6月16日 9:22.89 予)9:23.60
8月 5日 9:29.17
9月 3日 9:26.34
9月17日 9:32.92 予)9:41.12
10月16日 9:18.40 予)9:28.56
正直この殊勲賞は誰にあげようか相当迷いました。岩根正悟くん、水野夢大くん、菅野雄太くん……他に3人の候補がいて、11月頭までは実は岩根くんにしてたんです。迫ちゃんがSGHで14:27を出した瞬間、殊勲賞にしよう!って心が変わりましたね(笑)
3000mSCを個人種目として1年間障害と共にトラックシーズンを過ごしてきました。PBは6月以降更新することは出来ていませんが、レースを現地で見てきた私目線で、レース内容が評価できるものだったと思います。県新人で熊工の桶田一翔選手(熊本工業②)に破れ、声を上げて悔やんだレース。「 ラスト一周で出とけば勝てたと思います 」後悔と反省を活かして挑んだ九州新人ではラスト1周に飛び出て悲願の優勝。「 ミさんのツイート見てこりゃ勝たんとやばいなて思いました笑 」全く笑顔を見せなかった県新人の表彰台とは一変し、満面の笑みで一番端の高い表彰台に立つ迫くんが可愛いくて目頭が熱くなったあの日のことを昨日の事のように思い出せます🥹🤍
そんな迫くん、前期の駅伝は結果が奮わず、県駅伝はメンバー漏れ。「 自分が走らないのがこんなにもつまらないとは思いませんでした、悲しいです 」走れなかった悔しさと共に募る負けの悔しさ。「 もう切り替えは出来てるんで 」数時間後にはビシッと切り替えを行い、ここから迫紘太の逆襲が始まるのです。選ばれた九州駅伝の5区で区間賞の快走。「 走るチャンスを与えとるのに結果が乏しい 」と言われ、メンバー外を経験した後の区間賞。泣きそうなくらい嬉しかったです。「 優勝するつもりです。勝ちに行くんで 」有言実行でした。その後のトラックレースでもほとんどの試合でPBを更新する見事な走り。いつもレース後に「 (水野くんに)負けましたー 」って送られてくるLINEが切なく、喜びのLINEが待ち遠しかったです。12月26日のSGHは悪条件と聞いていたのでタイムには期待していなかったものの、蓋を開けて見たらなんとびっくり。なかなかPBを出している人がいない中、14:27.16でPBを10秒近く伸ばす走り。今年最後のトラックレースで2年生トップの走りでゴールをし、九学の持ちタイム3番手に躍り出ました。喜びのLINEが来るかと思いきや来ず、自分から送ってみると「 30秒を切った嬉しさより喜べるタイムじゃない方の悔しさがデカすぎて 」と。目標は30秒を切ることだったはずなのに、目標達成してでも素直に喜ばない迫くんはどこまでも自分に厳しい人なんです。自分にストイックな迫くんはこれからも伸び代を感じます。今年インターハイを経験した迫くん、来年は決勝に残り、全国と戦ってくれると思います。迫紘太の応援よろしくお願いします(^-^)
🌷努力賞「 学年最後の14分台 」
▶︎▶︎松田憲史朗②(14:49.86)
昨年度PB 15:45.99 / 15:14.99(非公認)
6月26日 15:30.79
7月 9日 15:23.42
9月23日 15:32.72
10月15日 15:13.40
11月12日 14:56.78
11月26日 15:11.38
12月10日 14:49.86
松田くんはこの1年間で大きく成長した選手です。チーム1伸びた選手ではないでしょうか。この代はたった6人しかいませんが、同級生5人は2021年時点で既に14分台を持っており、14分台は残すところ松田くんただ一人そんな状況でした。2021年の私は、3年生の冬に14分台乗って最後笑って卒業出来たら100点でしょ、とそう思っていました。何せ、去年の松田くんは5000mに出場する機会が少なく、3000mへの出場が多かったですし、初めて10月に走った5000mは15:14.99。しかしこの記録会は非公認の記録会のためあくまでも参考記録にしかならず。公式戦の初レースは17:08.75。2回目は16:34.21、3回目に15:45.99と徐々に記録を伸ばしてはいたんです。ここだけ見ると14分台への道のりは長く見えますよね。私の目にもそう写っていました。しかしながら今期急成長を遂げ、11月に初めての14分台を叩き出します。10月に15:13を出した時点で「 これはいけるな 」という確信はありました。松田くんの最後のトラックレースとなった12月の記録会では更に50秒を切る素敵な形で幕を閉じました。……と思っていました。私の耳に入ってきた落合くん③の声。「 段々上がってきよるけんさ、焦らんでいいと思うよ 」隣にいるのは松田くんでした。14:49のPBで快走したと思いきや、本人は全く納得しておらず、悔しさに溢れる表情でスタンドにいる私の前を通り過ぎていきました。目元を覆う左手が拭うものが、汗か涙かはあの一瞬では分かりませんでした。何を焦ることがあるのか、何も知らない私には分かりません。この答えは私がどれだけ悩もうが出てきません。だけど松田くん本人には思い描いた理想の形があり、それを達成できない自分に悔しさを滲ませているのかなと。選手として上を目指す以上、現状に満足することなく、前へ、上へ、次へと、高い場所を見なければなりません。松田くんが掲げる目標は私が思うよりもう少し高い位置にあって、今はまだ通過点に過ぎないのでしょう。PBでも尚悔しがれる松田くんはもっと強くなることが出来るはずです。来年は駅伝のメンバーにも絡むはずですし、チームメイトが、保護者が、先生が、ファンが、みんなが待っていた松田くんの14分台。ラストイヤーの2023年、自分の結果に満足して、笑顔の松田くんが見られますように。
🌷ミ賞「 最終学年の覚悟と意地 」
▶︎▶︎井彰啓③(15:21.99)
昨年度PB 15:45.32 / 15:40.89(非公認)
6月26日 16:31.64
7月 9日 16:51.40
9月23日 16:17.60
10月15日 16:32.54
11月12日 16:38.99
11月26日 15:30.84
12月10日 15:21.99
脩くんに続いて今期、個人的に心を動かされたレースをしたのが彰啓くんでした。ご覧の通り、昨年度15:45.32のPBを持っていたものの、今年のレースは中々思うように力を発揮することが出来ず、16分半を超えるレースが目立ちました。しかし11月26日、流れを変える1本が訪れます。15:30.84、一年ぶりのPBを更新。このレースを現地で見ていた私はとっても嬉しく、自分の事のように喜んでました(笑)彰啓くんにとって、この1年は辛く、長かったことでしょう。試合結果でしか判断することが出来ませんが、スランプ状態だったのではないでしょうか。競技経験が10年ある私も中2-高2まで3年弱スランプに悩まされ、苦しい時期がありました。どれだけ頑張っても、どれだけ努力しても、以前の自分を超えることが出来ない辛さ、本当にしんどいです。走るのが好きで陸上をやっていたわけでは無かった私にとって、このスランプは苦しくて、陸上が嫌いになりました(笑)彰啓くんは1年と割と短い期間でしたが、進路にも関わってくる高校3年間のうち1年間のスランプは大きくのしかかっていたはずです。
県駅伝では脩くんの付き添いとして1区の招集場所にある彰啓くんの姿。緊張を和ませることが出来るような彰啓くんの包み込むような温かさと穏やかさ。脩くんの緊張を緩和することが出来ていたはずです。そんな彰啓くんはゴールした椙山くんの付き添い(?)でもありました。悔し涙を流す椙山くんの横で、「 よく頑張ったな 」というような温かい目で見守る彰啓くん。椙山くんが座り込むと彰啓くんも腰を低くして、ずっと隣に居てあげるんです。別の意味で泣きそうでしたよ私は(笑)いつか絶対報われて欲しいと、そう願う私の望みは2ヶ月後に叶います。12月10日、彰啓くんの最後のトラックレース。再びPBを更新し、有終の美を飾りました。序盤、後方からスタートをしますが、徐々に、徐々に前へ詰め、気付けば先頭。「 井、直線で前に出ろ〜直線でいいぞ〜 」コーチの声は私の耳にまで届いてきました。'' 彰啓くんの動き良いな ''そう感じたのは気の所為ではありませんでした。スパートをかけた彰啓くんの勢いは止まることなく、1着でゴール。「 彰啓いけー! 」「 彰啓かっけぇ!! 」周りにいた他校の人たちも、彰啓くんの走りに心を動かされていたのを感じる声援が飛び交います。最終学年としての覚悟や責任、意地を全身で感じる痺れる15分半のレースでした。今でもあの時の感動を思い出すことが出来るのは、「 絶対に負けない 」という彰啓くんの強い気持ちがあったからでしょう。なんか好きなんですよね〜彰啓くんの走り方。情が入っちゃいます(笑)彰啓くんのインスタのアイコン、超かっこいいでしょ?!?!!!?!あれ撮ったの私!!!!!!私も超お気に入りなの!!!!!!🥹🥹🤍 直接聞いてないけど、大学多分あそこだよね、私嬉しいよ〜〜〜これからも強いガッツで頑張れ彰啓くん!!!
🌷おわりに
大学の部も用意してたんですけど、想像以上に高校生の内容が膨らんでしまってこれは文字数が大変なことになると察したで高校の部だけにしときます。ちなみに大学の部は
最優秀賞 黒木陽向①(創価大)
優秀賞 横尾皓①(芝浦工業大)
殊勲賞 竹割真①(東海大)
努力賞 永井駿①(立教大)
ミ賞 溝上稜斗②(明治大)
でした。笑
2023年に入ってからでもいいなら紹介しようかな〜と思いつつも、保証はできませんのでご了承ください🥺
皆様素敵な年末をお過ごしください😌♡
2023年も九学大好き!入田大好き!熊本大好き!なミさんをどうぞよろしくお願いします🫶🏻
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