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九州学院の最近を振り返る

noteを更新するのはいつぶりでしょうか…これを書いているのは6月11日の午前1時28分(笑)書こうと思ったきっかけとしましては、昨日行われた日体大記録会での鶴川正也の35年振り熊本県記録についてです。Twitterの文字数だけでは書き足りない私の想いがあってよし書こう!となったのですが、せっかくなので最近の嬉しかったOB含めた九州学院についての話題を時期順不同でいくつかピックアップしてnoteにしてみました。

とは言え、これか完成したのは約3週間後…(笑)まぁ出来たらいいんですよね、それでは始めます。

まずは令和5年度の九州学院のキャプテン、水野夢大くんから。

🪐3連戦PB強さの主将(水野夢大)

今年の九州学院の主将を務める水野くん。
2年時から駅伝メンバー入りし、九学の同世代の中では1つ頭が抜けている印象がありました。ですが、順風満帆には行かないのがスポーツです。レース中に足を痛めることもあり、昨年の秋あたりからは思うように行かないレースが続きました。そして今期。3連戦PBを更新(14:22.93→14:13.72→8:32.08)し、個人的に今1番九学で勢いのある選手だと思っています。水野くんの今季のレースを見ていて、ラストにキレがついたなあという風に感じました。この世代からは13分台は出ないかな…と思っていたのですが、今の水野くんには13分台の可能性をヒシヒシと感じます。今すぐにとは言いません、条件さえ揃えば13分台が出るはずです。今年の夏は今まで以上に厳しい、勝負の夏になりそうです。主将としての覚悟や責任がある分、彼の背中を押してくれる何かがあるのかな。中堅学年で先輩たちの背中を追った2022年。そして、最高学年として、チームの主将として背中を見せる2023年。彼の中でも大きく変わるきっかけになった年なのではないかと思います。

🪐鍵を握る存在へ(溝上稜斗)

 大人気2002年世代の主将を務めていた溝上くん。学生ハーフから始まった溝上くんの2023年は絶好調。正に鰻上り。3年目にしてやっとの思いで出場できた初ハーフは64分32秒。1か月後の六大学ではPBを13秒更新する14:08.04の一桁PB。更に1週間後の世田谷では29:17.20、法政大記録会では14:04.68。六大学対校から法政大記録会までの1か月間で走れば走るだけのPBを更新し、13分台、28分台へ拍車がかかります。そんな中、明治大学の代表として関東インカレの10000mに選抜され、28分台への期待を胸に迎えた5月11日。惜しくも28分台とはならなかったものの、雨の中で2秒のPBを更新できたことは凄く良かったのではないかなという風に思っています。本人は悔しかったんでしょうけど、少しずつではあるものの、確実に14分台・29分台の壁が薄くなってきているのを感じることができて、見ていてとても楽しいです。
 先日行われた全日本予選では3組目に抜擢。3組目を任されるほどまでには信頼と実績が備わったと考えると、苦しんだ高校ラストイヤーがここで報われてきた感じがしてとても嬉しくなりました。今の明治では割とキーマンとなっている存在なのではないでしょうか。

🪐背中が与えた力(岩﨑桜太郎)

 高校入学時から私が特に可愛がっている選手の1人です。桜太郎くんは4月まで思うような結果が出ず、苦しんでいた時期がありました。こういう時って、頑張っているのに何故・・と下を向きがちだと思います。少なくとも私はそうでした。ですが、桜太郎くんはこの辛い期間を周りの支えを受けながら耐え、ひたすらに前を向いていました。とても苦しかったと思います。それでも明るく「 結果は出ないけど、陸上が楽しい 」「 試合が楽しみ 」「 11キロキツかったけど楽しかった 」と、私が見てきた桜太郎くんはいつだって前向きな姿ばかりで、弱音なんて一言も吐きませんでした。どんな時でも心から走ることを、陸上を楽しんでいる桜太郎くんが凄く素敵で、強く生きる桜太郎くんの姿がとっても好きでした。そんな桜太郎くんにいつか必ず神様は味方してくれるだろうと、そう信じて見守ってきました。5月27日の熊本市記録会で転機が訪れます。教育実習で熊本に帰ってきていた、OBである髙濵大志さん(日体大④)がこの記録会にエントリーし、桜太郎くんのペーサーを行い、見事15:11.70とPBを更新。ずっと切れずにいた15分30秒台の壁を乗り越え、20秒台をすっ飛ばし、10秒を切る勢いでの自己ベスト。結果を見た時、自分のことのように喜びました。やっと出たね。と。偉大な先輩が与えてくれた背中を追いかけて出せた久々の自己ベスト。自分が追いかけたその背中、今度は1年生に追いかけてもらえる先輩になりたいね!

🪐大台突破に続く表彰台(黒木陽向)

 まず、昨年63分15秒(上尾ハーフ)を出した時点でめちゃくちゃ強い選手だってことは駅伝好きな人ならご存じだったはずです。特に私のFFさんなんかはよく私の口から名前が出るくらいですし、陽向くんのことを知らない人はいないでしょう(笑)そこからの大阪ハーフ、学生ハーフは67分台とアクシデントもあり奮わない結果となった試合もありましたが、学生ハーフから1か月後の絆記録会で13:58.68の13分台を叩き出しました。1年生の時には横尾皓くん(芝浦工業②)、永井駿くん(立教②)、竹割真くん(東海②)が14分1桁をマークしていたということもあり、ネクスト13分台は3人のうちの誰かかなと思っていたのですが、まさか陽向くんだったとは・・バイト終わってメンションされてて何事かと思ったら友達からの「 黒木くん13分台 」で声を出して驚いたあの日をよく覚えています。3月末の小林の記録会で8:12.26の好記録を3000mで出していたので今後面白くなりそうと思っていましたがここまでやるとは想定外のサプライズプレゼントでした^_^!
 また、関東インカレでは昨年同様3000mSCに出場。今年は表彰台で銅メダルを手にしました。本人は優勝を狙っていたらしいので、3位という結果は恐らく最低限の走りだったのかなと思いますが、十分な結果ですよね。優勝を狙っていたことが分かる積極的な決勝のレースも記憶に新しいです。
 昨年12月に、「 13分台と28分台はまだわかんないですけど、62分台は僕が一番最初に出します!!! 」と言われていたことを思い出し、62分台こそまだ出せてはいませんが、13分台を一番最初(九学03世代の中で)に出したのは爆エモですわね・・これからの陽向くんも楽しみです‎^_^︎🎶

🪐ノーマークからの下克上(浦上和樹)

 関東インカレ初出場でハーフマラソンにエントリ―されたのは九州学院出身、日本体育大学2年の浦上和樹です。日体大のハーフのエントリ―のうち、髙濵さん(同④)と浦上くんの2人が九州学院という、ロード、そして長い距離に強い九州学院を証明するようなそんなエントリーに興奮していた5月。この1部ハーフでは、他にも入田優希(東海④)、田島公太郎(慶應③=欠場)、竹割真(東海②)と豪華な九州学院OBの顔ぶれが。私の最推しである入田さんの応援・そして東海大学としてまこっちゃん、越くんの写真を撮ることに夢中になりすぎて、失礼ながら浦上くんがエントリーしてたことすら途中まで忘れていました。。ハッと浦上くんがエントリーしていたことを思い出し、写真写真!!どこ!!と思った時には中々その姿はなく、。隣で見ていた友人と一緒になって探していると、なんと、まこっちゃんの前にいるではありませんか・・。驚きが隠せなかったですね。ハーフ鬼強いまこっちゃんの前にいる!?!?え、これ相当前じゃね!?!?入賞圏内いるんじゃね!?!?と。既に周回差がついていたこともあり、正直誰が何番なんて数えてられなかった私は軽くパニック(笑)とりあえず応援しながら写真を撮り、ゴールの瞬間が見たいと競技場までダッシュして向かった結果、電光掲示板で速報として出された順位は5位。63:21。衝撃が走りましたね。浦上くんが入賞するなんて予想していた人は何人いたでしょう。数々の強い他校の上級生を差し置いて入賞するなんて誰が予想していたでしょう。まさにノーマークからの下剋上。浦上くんが特にロードに強いことはもちろん高校時代から知っていましたがまさかここまでとは・・。湯浅選手、梅崎選手、杉選手ときて次に浦上和樹なのマジでヤバすぎだろ(語彙力)これは箱根予選に大きく期待がかかりますね。ちなみに彼は登りが上手なので私は箱根の本戦に出られるのであれば8区で見たい選手です。

そういえば、「 来年は表彰台に乗ってるとこ撮ってもらえるように頑張ります! 」って言ってたので、浦上くんよ、メインスタンドでカメラ待機してていいですか???笑

🪐「  勝つ 」とは何か(船越碧)

先日行われた熊本県高校総体の3000mSCで惜しくも2位入賞だった船越くん。タイムは9:18.71と自己ベストを更新する見事な走り。そして私が最も評価したいのはタイムよりもレースの内容です。決勝は学校の都合上見に行くことが出来ませんでしたが、保護者の方が送ってくださった動画を見てタイム以上に良いレースだったのではないかなという印象でした。桶田くん(熊本工業③)が積極的に飛び出した中、第2集団の先頭を引っ張りながら、桶田くんに流されない己の走りで冷静にレースを進めていました。桶田くんも強い選手ですので、もし私があの時現地にいたら、あまり離されすぎると優勝は厳しくなってくるのではないかと思っていたと思います。しかし、最終的にはコンマ何秒まで詰め、競り合う展開にまで持ってきていた船越くん。更に南九州では9:11.34のPBで5位入賞。最後の最後で九州学院としてインターハイ切符を掴んでくれました。先週末に行われた長崎ナイターの5000mでは、14:39.78のPBを更新。雨の中、40秒を切って10秒PBを更新する素晴らしい走りとなりました。インターハイ、駅伝に向けて良い流れが出来ています。14:30切りがあと2人欲しいと思っているところに悪条件で14:39を出してくれたのは夏合宿明けに期待がかかります。現時点、駅伝出走は濃厚だと思います。インターハイで9分1桁を出してくれたらお見事ですね。楽しみにしてるよ船越くん~~!!

🪐明学スーパールーキー(菅野雄太)

14:27.82という好タイムを持ちながらも箱根常連校には進学せず、九州学院とは無パイプの明治学院大学に進学した現大学1年生の菅野雄太くん。

4月22日 日体大 29:54.12
5月  7日 日体大 14:26.77
5月14日 関東IC 1:06:07
6月  4日 仙台ハーフ 1:07:18
6月24日 男鹿駅伝  1区 41:21

結果を見てもらえば一目瞭然。とてもタフな選手です。入学してから3ヵ月しか経っていないにも関わらず、既に5つのレースに出場。更には1年生ながら関東インカレに出場、それもハーフの部。いかに監督から期待・信頼されているかが分かります。初めて走った10000mではいきなり30分を切り、初ハーフは66分切り目前と才能が光ります。「 ハーフきつい 」と言いながらも1ヶ月後に出場した仙台ハーフでも周りのタイムを比べると立派な記録です。まだまだ1年生ということもあり、練習も始まったばかりですし、夏合宿の経験もありません。そんな菅野くんが過ごす今年の夏はどんなものになるのでしょう。ルーキーがチームトップという破壊力のある成績を箱根予選で楽しみにしています。関東ICからは長い距離ばかりなので、そろそろ5000mを走って10秒台、いや、14分1桁を出してほしいものです^_^
菅野くんはユニークな選手で、とても面白いのです。クセになりますよ、あのギャグセンス。明学のTwitterにあがっている花王さんのボディシートの提供の写真、8人でボディシートを持ち、パケを見せて写真を撮っている中、菅野くん1人だけキラッキラの笑顔でボディシートで顔を拭いていますし、菅野くんがまだ高校生だった頃に撮影した学年の集合写真では、皆が笑顔でギャルピースを決める中、1人だけふてくされたような顔で渋々ギャルピース。みたいな、周りとは一味変わったことをしてくれる、競技面でもプライベートでも期待を裏切らない面白い選手ので、以後お見知りおきを!!!!

🪐ネクスト13分台(永本脩)

1区職人第2号と言っても過言では無いエースが九州学院から爆誕した去年。鶴川くんのようにトラックのタイムは持っていませんでした(14:17.02)が、常に安定した記録を出すことができ、外すこともない、信頼のおける選手だったのが、今年東海大学に入学した永本脩くんです。東海大学に在籍中の入田選手や竹割選手も、脩くん同様、外すことのない安定感の光る選手だったため、東海大学らしい選手だと思います。紹介通り、抜群の安定感が彼の強み。大学入学後のレースでは、14:07.93、29:37.78と日体大記録会で自己ベストを更新し、高校よりも磨きのかかった走りで頼もしい成績を残しました。いきなり29分半を出すあたり、物凄くポテンシャルを感じますし、監督からの期待値も高いようで、まだまだタイムは出せるとのこと。東海大学と言えば今年も全日本予選会からということで、私は脩くんの出走を心待ちにしていましたし、贔屓目無しでも予選会の8人に選ばれ、当日チームを背負って走れる力は十分にあると思っていました。なんなら、2組目の可能性も無きにしも非ず・・という感じで。前日、組み分けが発表されたときに1組目に名前があって安堵しました。やっぱり走るよね~~!誰よりも脩くんの出走を楽しみにしていた自信があるのに諸事情で1秒足りともレースを見ることが出来ずご飯が喉を通らないくらいにはショックを受けていました(笑)渋々YouTubeで配信を見ていると途中から先頭を引っ張り始めて、空いた口が塞がらないですよ。おいおい全日本予選の舞台で緊迫して牽制しがちなレースで前に出る勇気があるのか脩くんは!!と、あのレースに惚れ惚れしましたね。ラストまでは足がもたなかったようで、ラストに課題が残るレースとはなりましたが、30:13.37。1桁順位でのゴール。大きくチームに貢献しました。1組目として上出来でしたし、チームの流れを引き寄せてくれました。全日本の本戦出場が懸かっている中で、スタート前に浮かべた笑顔がとても印象的でした。先輩の足を引っ張らないように、とか、自分がやらかしたら、などという不安は彼の中に無かったみたいです。良くも悪くも緊張しないタイプのようで、程良い緊張感で迎えることができたレースだったことが1つのポイントになったのではないかと思います。そして、何よりもレースが良かったですね。日頃から屈せず先輩の前に出る練習が出来ているみたいなので、これからの脩くんの更なる活躍に胸が躍ります。集団走を得意としている脩くん、そして1区の実績を見た時に、経験も踏まえ、全日本の本戦では1区に起用したいです。割と永本1区予想は目にするので現実味はあるのかなと思っています。

🪐宝石のような逸材(鶴川正也)

はい、もう本日のメインにして大トリを飾ります鶴川正也。先日の日体での13:35.51の35年振り熊本県記録。結果を見た時に驚き、興奮しましたよもちろん‎^_^︎ だけど!!!!鶴川くんは高2の国体で13:58.62で02世代で1人目となる13分台ランナーとして強さを証明しました。靴の進化も今ほどでは無いあの頃に。そして高校3年生の時に出場した東海大記録会では13:45.28のPB(当時高校歴代6位)を更新。あれから2年半が経ちましたが、両手を大きく広げてゴールした瞬間の写真は今でも鮮明に頭に残っています。しかーーーーし!!!驚くのは記録だけではないのです。11月の東海大記録会。鶴川くんには都大路が1ヶ月後に控えているんですね。という事はですよ。そうです、都大路のために力を残しているんです。更には故障明け数週間での記録。ほんっっっとうに訳が分からなかったですね。間違いなく「 才能 」ですよね。大学生になって、高校生の時より怪我が目立つようになりましたが、今回の13:35.51はまだ通過点に過ぎないと思っています。本来であれば、順調に育っていれば、大学2年生、いや大学1年生には出せていてもおかしくない記録です。鶴川くんならまだタイムは出ると思っています。残りの2年間が非常に楽しみですね^_^
三大駅伝が期待された鶴川くんの三大駅伝出走は未だゼロ。トラックでは功績を残すものの、駅伝シーズンに姿を見せない2年間でした。今年こそ、1区職人としてヨーイドンでスタートを切る鶴川くんが見たいですね。私だけじゃないと思います。期待しましょう😌✨
ちなみに九州学院出身で青山学院大学に進学した久保田和真選手も大学1・2年生の時は箱根駅伝に出走できておらず、3年生からデビューを飾りました。先輩の久保田選手を彷彿とさせる鶴川くん。陸上界に舞い降りた宝石のような逸材。今年の青山学院を優勝に導く最高のスターターとして光り輝く姿が見られたら本望です・・。

今回、9人の選手を個人的にピックアップしてnoteを書いてみました。名前が出ていない人も沢山頑張っていることはちゃんと見ています。記録が出なくても、ミさんは皆様の味方です!!!!来年までは少しでも多く関東に遠征に行けるように私も頑張って社畜するけん皆も練習頑張ってね☆☆ 私の
少ない語彙の中で、皆の素敵さを伝えるのが難しくて、多分全然伝わってないんだろうけど、言葉以上に素敵な選手たちばかりです。これからも贔屓チームの次くらいにそういえばミが言ってたな・・くらいに頭の片隅でいいので、皆のことを応援してくれたら嬉しいです^_^

楽しみにしてくださっていた方々へ、大変長らくサボってしまい、申し訳ございませんでした・・。待たせたくせに内容ねーよとかいうクレームは心の中に留めておいてもらえると嬉しいです・・。


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