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構築済みデッキ収録カード限定構築EDH

EDHという多様性の塊のようなフォーマットが包括する、酔狂な遊び方をご存知だろうか。
タイニーリーダーズ、ヒュージリーダーズ、誓い破りにパイオニアEDH、モダンEDHと遊ぶ人が増えれば遊び方が増えていく。
私もそんな、ただのEDHからちょっとズレた遊び方を考えるオタクの1人である。

私はあまりプレイヤーとして上手ではないが、EDHでは一つだけ自慢できることがある。
最初の構築済みデッキからほぼ毎回、構築済みデッキをコンプリートしている。
スターター構築はちょっとアレすぎたのとシークレットライアーのは左下にリプリントマークが入るため除外したが、それ以外は全て買っている。
無限に増える太陽の指輪、統率の塔には手を焼いている状態である。

そんな私が今回、記事にするのは私の盆栽とも言える構築済みデッキ収録カード限定構築である。
要は、今まで発売された統率者戦の構築済みデッキに入った経験があるカードだけでデッキを組むという簡単なデッキを作る際の制限である。

サンプルレシピはこちら。
今回は構築の仕方が少しcEDHよりのデッキになっている。
何を隠そう、ティムナたち環境の覇者である共闘持ちは構築済み出身。なんの問題もなくレギュレーションに沿って統率者になってもらった。
無限コンボを複数搭載してあり、ピッチスペルも3種用意出来ている。構築済みデッキが販売されて10年近くになるが歴史の積み重ねを感じさせてくれる。

構築済みデッキに対してみなさんはどんなイメージをお持ちだろうか。
貧弱マナベースから激重オリカを叩きつけてワイワイ遊ぶ。そう言った雰囲気を思い浮かべた方も多いだろう。しかし、最近の構築済みデッキはそうとばかり言えなくなってきている。
デッキパワーが顕著に上がったのはウォーハンマー40Kと兄弟戦争構築済みだろう。特に両者のエスパーカラーとグリクシスカラーのデッキを組み合わせるだけでマナアーティファクトがかなり充実するのは特筆すべき点で、ウォーハンマーにはタリスマンが、兄弟戦争には印鑑がフル投入されていた。
また、バルダーズゲート構築済みの収録内容も燻し銀で、コンボの幅が大きく広がる船砕きの怪物などが加わり、現状このデッキはパワーレベル6相当くらいとならまあまあ戦える程度に仕上がっている。

元々、私はc寄りのプレイヤーで、知らない人とEDHを遊ぶためにパワーレベルを下げてデッキを構築することが少し苦手だった。それをなんとかしようと考えてたどり着いた遊び方がこの構築済み収録カード限定構築だった。毎回コンプリートしていくモチベーションにも繋がり、盆栽として少しずつデッキが強くなっていくのが楽しい。構築済み収録カード限定とはいえ、そこそこカードプールは広い。無限コンボも探せば幾らでも出てくる。最近だと戦闘の祝賀者が収録されて大はしゃぎだった。リオーニャとの組み合わせが可能になったためだ。統率者マスターズは値段の割にこの遊び方に貢献してくれなさそうで少し不満だ。

こんなニッチな遊び方をしてる人が日本に何人いるかは分からないが、パワーレベルを意識しなくても適当に良い塩梅のデッキを作れるので、周りの遊び方と温度差を感じてしまった時は是非試してみてほしい。
(個人的には波止場、偏向はたき、ジェスカの意思が使える赤がオススメです。)

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