見出し画像

あなたは『まちカドまぞく』のどこが好き?

こんにちは、あんまきまきです。新緑が目にしみる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回はアニメ二期も絶好調の伊藤いづも先生原作による「まちカドまぞく」の魅力を語るべく、筆を執りました。

まぞくと同じきららキャラットでも連載中の桜Qり先生による毎週の振り返りイラスト。二丁目の六話本当に良かったですね。「まちカドまぞく」単行本や「まんがタイムきららキャラット」で内容を追っていた人はこの6話を今か今かと楽しみにしていたのではないでしょうか。


私事で大変恐縮ですが、「まちカドまぞく」と私の出会いについて紹介させて下さい。ふと「まちカドまぞく」のアニメ一期をなんとなく一気見したところ、ドハマりしました。なんなんだこのとんでもない作品は…?と最初思った覚えがあります。そして漫画を全巻揃えて、本誌範囲に追いつくべく「まんがタイムきららキャラット」を一気買いしたりして、ずぶずぶとハマっていきました。

まちカドまぞく」のアニメから、きらら沼に一気に頭から飛び込んだので、「まちカドまぞく」が思い出の深い作品であり、本当に大好きな作品です。

なので、「まちカドまぞく」の好きなところ、良かったところを備忘録ついでにつらつらと述べていきます。主観120%の記事です。解釈違い大歓迎の方向け。よかったら読んで下さい。

また、宣伝になりますが、アニメ「まちカドまぞく」二丁目のOPについてはこちらの記事で語っています。宜しければ読んでみてください。


※以下アニメ6話範囲までのネタバレを含みます!


まちカドまぞくとその面白さ


ある朝突然闇の力に目覚めた女子高生・吉田優子は一族にかけられた呪いをとくため魔法少女を倒すことになってしまった!!だけど相手は命の恩人!? そもそも全く勝てそうにない!?ポンコツ系庶民派まぞくとクール系筋トレ魔法少女が織りなす日常系マジカルコメディーはじまります!!!

https://www.tbs.co.jp/anime/machikado/1st/story/intro.html

原作伊藤いづも先生による、「まんがタイムきららキャラット」で現在絶賛連載中の「まちカドまぞく」。単行本の既刊は6巻。アニメは二期にあたる二丁目が放送中。

「まちカドまぞく」に限らず、好きな作品であるほどその好きなところを言語化するのも難しいと考えているのですが、そもそもとしてこの作品の要素と情報量が多いので非常に言語化するのが難しいです。アニメ1クールやって単行本2巻分しか進まない四コマ漫画の作品ってそうそうないのではでしょうか。

ただ、この何とも言えないわちゃわちゃ感こそが「まちカドまぞく」の主たる魅力だと思っています。「まちカドまぞく」アニメ二丁目六話の終盤に挟まるフレッシュピーチハンマーヘッドシャークみたいに、コミカルとシリアスを織り交ぜつつ、ひみつを抱えた人(?)たちが生き生きとやり取りしながら、不思議なこの町で日常を送っていく、わちゃわちゃ感が私は本当に大好きです。


生き生きとしたキャラクター同士のやり取り


こちらの原作者の伊藤いづも先生へのインタビュー内でも語られているように、キャラが立っている、というのがまず第一の魅力であると思います。とっても不思議なせいいき桜ヶ丘という町の中で、まるで生きているかのように日常を送る様子が大好きです。

それぞれのキャラ自体の設定が一枚岩ではなくて、このキャラにこういう過去や現状があるから、今このキャラはこう考えていて、だからこうするというような導線がはっきりしている事が非常に好感がもてます。巻が進み、過去の出来事や心情描写が行われるたびに桃やシャミ子達のキャラ像というのが作品側でも固まっていくのと同時に、読者側でも固まっていきます。

なので、「この時シャミ子ならこんな事言うだろうな…」みたいなイメージが作品内と読者間でかなり近いような気がします。これは自分だけかもしれませんが…いわゆる公式が最大手。

「キャラが立っている」という状態は、別のきららの作品である。「どうして私が美術家に!?」の作者である相崎うたう先生と「ステラのまほう」の作者であるくろば・U先生の対談インタビューでも同様の内容が語られているような気がします。とても面白い記事なので読んでみてください。「どうびじゅ」も「ステラのまほう」もとても面白い作品なので併せて是非。

「まちカドまぞく」のアニメのOPEDの歌詞でもたびたび、ひみつというワードが出てきますが、キャラクター各々が並々ならぬひみつを抱えて日常を送っています。そういうキャラのひみつや過去、軋轢を全てこの町の女帝としてシャミ子は向き合い、解決していく。

一歩間違えればとんでもないことになっていたような世界の中でも、元気に楽しそうに生活していく姿を目にするのは、本当にドキドキします。


散りばめられた伏線と小ネタ


まちカドまぞく3巻p66より

「まちカドまぞく」では、色んなもの、ことが伏線になって回収されていきます。

インタビューでも触れられていた通り、伊藤いづも先生が作品の中で石を落とすのみであり、その石を拾って使うのはその中で生きているキャラクターだから、伏線回収がとても自然に感じます。

まちカドまぞく三巻p47より

また、これは自分だけかもしれませんが、「まちカドまぞく」の随所で散りばめられた小ネタを自分で調べるのも楽しみ方の一つだと思っています。東〇で、ステージ名や曲名の由来や故事をいちいち自分で調べていたような人は同じような楽しみ方をしていたのではないでしょうか。

「まちカドまぞく」のキャラの中で、千代田桃の生き方のベースが宮沢賢治の「春と修羅」にあると明言されているので、ぜひ一度読んでみてください。とっても難解で自分もあんまり理解できていませんが…
今は不明ですが、「永訣の朝」は昔の国語の教科書に載ってましたね。

導線の話もそうですが、こういうキャラの下敷きがしっかりしている事が好きです。キャラの好きな食べもの欄とかが好きですね…いつの間にか好きな食べ物がうどんになっていた千代田桃の人物紹介欄とか本当にすき…

さいごに


「まちカドまぞく」は現在も「まんがタイムきららキャラット」で絶賛連載中であり、アニメ二丁目も絶賛放送中です。

今まで「まちカドまぞく」を読んだことのない人は是非読んでみてはいかがでしょうか。また、読んだことのある人は是非もう一度読み返してみてはいかがでしょうか。新たな発見があるのかもしれません。アニメも一挙放送等やっているので是非見てみて下さい。

この作品を作って頂いた伊藤いづも先生とその関係者様に多大なる感謝を込めて、この記事を締めさせて頂きます。

とっちらかった記事になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?