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MEUピストルのカスタム品

ジャンク品を探していると、ジャンクじゃないけど気になるものを見つけることがあります。
今回見つけたのもそんな品物でした。

東京マルイのMEUピストルとして出品されていましたが、出品者も中古購入したのか素性がはっきりしないようです。
ちょっと高かったかなと思った落札額でしたが、物を見てみると案外高くなかったかもしれないと思うものでした。

最初からカスタム品

ブツが届きました。
スライド刻印やフロントセレーションなどはMEUピストルのそれです。
しかし同社デザートウォーリアのようなアンダーレール装備。そしてトリガーガードにはストライクウォーリアのようなストレートタイプのものが被せられています。
少し塗装が剥げているので、やはりMEUをベースにタンカラーに塗装したのでしょう。
これだけだと、タンカラーはそれほど好みというわけではないので手を出してません。

今回気になった理由はこれ。MEUなのにコーンバレルとロングタイプのリコイルスプリングガイドが付いてます。
全体的にデザートウォーリアの5.1インチモデルという雰囲気の仕上がりですが、ウォーリアシリーズはデトニクスサイズなので5.1インチとなるとぱっと思い当たるのはハイキャパシリーズ。
純正流用なのか、それともカスタムパーツなのか。純正流用ならD.O.Rではなくハイキャパ5.1からの流用かな。

実際届いたものを見るとメタルパーツではなく、エジェクションポートに「M.R.P .45ACP」の刻印があることから、ハイキャパの流用ではないかと推測しています。

届いたものを見てみると結構ちゃんと塗られています。
中の方まで塗られているので、作動性の調整もしてあるのでは。
プロショップによる仕事か、あるいはかなり慣れている人の作業であると推測します。

マガジンはMEUのものをそのまま使っているようです。

トリガーガードとアンダーレール。
最初アンダーレールはデザートウォーリアからの流用かと思ったのですが、届いたものを確認すると塗られているように見えるので、これはストライクウォーリアからの流用で合ってるのかも。

グリップパネルはMEUかと思いきや、これはMEUではないですね。
デザインとメダリオンの位置から、シリーズ70のパネルをベースに塗装しているように見えます。
ウォーリアシリーズでもなく、ミリガバでもないグリップをチョイスするあたりに製作者のセンスを感じます。

これだけ手が入っていると、モディファイパーツの代金を考えてもそれだけでもお買い得だったように思うのですが、作動確認をしてみるとスライドの中までしっかり塗装されているにも関わらず快調に動き、また反動がちょっと強めに感じます。
ここまで書いている時点ではまだバラせてはいませんが、これで中もいじってあればかなりのお買い得品となります。
作動確認してると、ハンマーが叩く力がちょっと強めな感じがするんよな。

バラしてみる

どのみちメンテナンスをしないといけないので、とりあえず軽くバラします。
MEUのスライドストップは抜きにくい……

スライドは中まで結構ガッツリ塗ってあるみたいですね。
作動で流石に削れてますが。

コーンバレルはプラ。パーティングラインも残っているので、ハイキャパからの流用で間違いなさそうです。
チャンバーパッキンも含めてカスタムパーツが使われている感じはありません。

なんなんこの白いの。
意図はわかるけどノバックタイプが台無しなのであとで削ろう……

通常メンテの範囲だとこれ以上バラすとめんどくさいなぁと思ったのでここでストップして、汚れを取りつつ本格的なメンテは休日にまとめてやろうと思い、とりあえず元に戻しつつ作動確認。
M1911系はリコイルプラグしか触ったことがなかったので、ハイキャパのロングリコイルスプリングガイドタイプになかなか慣れません。

作動については特に引っかかりはなく、通常メンテだけで十分快調に動きそうです。
M1911系はウエスタンアームズのM1911A1を持っているものの現在使えなくなっているのでいずれマルイのものを買うつもりではいたのですが、思いがけない形で思いがけない良いものが手に入ってしまいました。
WAのミリガバは補修部材が届いたらマガジンの修理をしようと思っているので、ガバ、ベレッタ、SIGとコンバットオートのベタなところは揃ってしまいます。

当面は手持ち品のリペアやカスタムかな……と思っていたのですが、またそのうち新顔が届いてしまいそうです。
その前にリペア取りかかろう。

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