シーザリオ逝く

自身もオークスを制した名牝、そしていずれもGIを制覇するエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの母であるシーザリオが亡くなったそうです。

シーザリオの父は98年東京優駿(日本ダービー)、99年天皇賞春秋連覇、同年ジャパンカップの覇者であるスペシャルウィーク。
3番仔であるエピファネイアの子(シーザリオの孫)は無敗三冠牝馬のデアリングタクト。
9番仔であるサートゥルナーリアは昨年で引退、今年の春は種牡馬としてデビューの年です。
名馬が名繁殖馬になれるとは限りませんが、シーザリオに関しては自身も父に劣らぬ結果を残した上で、その仔たちに優秀な血統を繋げ、三冠馬まで出しました。

昨年12番仔であるロードカナロアとの間の仔が生まれていますが、ロードカナロアとの三回連続の交配で13番仔となるはずだった仔を受胎していたようです。
妊娠中に亡くなったため、残念ながら13番仔が産まれる事はありませんでした。

優秀な息子達によってシーザリオの血統は繋がっていきます。
エピファネイアはこの春、昨年引退したアーモンドアイの初交配の相手になるという報道があります。
シーザリオの死はとても悲しいことですが、その子孫に血として繋がっていきますから、子孫の活躍がシーザリオへの手向けになると思いたいです。

謹んで、名牝シーザリオ号の冥福を祈ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?