きじむなー
腰掛けて佇んでいるような。
どこか、遠くを眺めているような。
そして時が過ぎ・・・、気がつくとそのまま植物になっていた。
なんて、そんなことを想像させる植物に出会う。
ガジュマル。
その名の由来は不明のようだが、生息地としても有名な沖縄の言葉らしく、気根が絡み合うように伸びる様子を表しているのか、「からまる」から変化したという説があるそう。
そんなガジュマル、古くて大きな樹には妖精が住んでいると沖縄では伝えられているそうで、何とも神秘的な感じがする。
樹木の精霊「キジムナー」。
この写真をよく見てみると、何となく精霊が宿っているのではないかと思った。この佇まいをみて、衝動的に連れて帰りたくなったのは偶然だろうか。
10cmほどの小さなガジュマルも、時を経て今では1m以上に成長している。
キジムナーに気にいられた家は栄え、嫌われた家は滅びるとも伝えられるそうだが、果たしてこのガジュマルに精霊は宿っているのだろうか。
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