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幸福の定義

自分にとって幸せだと思えることは、あらゆる人や土地に出会い、心がぶつかる時の音に耳を傾けること。
人と撮影する時はそれそのものだ。写真を通してコミュニケーションを取ることが、幸福のシャワーを浴びるようなことである。

その他にも、親友と近所で暮らして身の回りのときめきを共有したり、もし次に生まれたらもう出会わないような人と付き合ったり、好きなアーティストと一緒に制作したり、大変なお仕事をして写真の中ではもう2度と魂を売らないと決意したり、本当は踊りをやりたかったけど私は写真をやっていて踊りたかった踊りをしてる人に出会ったからその気持ちがすっかり昇華されてしまったり、生きていく中の幸福って私にとってそんな感じ。まず自分があって、そして他者がいて生まれる軋轢のことを、本当に愛している。美しいと思う。

思い切った決断を繰り返して、いまはわりと楽しく生きているのだけど、それも過去の悪夢のような死にたいだけの長い時間があったから。
私には何もないから捨てるものなんてないと感じていたから、思い切った決断ができた。
23歳くらいまで良いと思えるような日なんて(私の心が闇に蝕まれていたせいで)なかったけど、そんな場所に生まれてこられてよかった。
守るものがあったなら、ここまで走ったりできなかったな。

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