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あの煙の中で眠らせて

現在の自意識のメモを残しておきましょう。

この記事を書いてから約2年。

日本では無理やけど、200万くらいで安楽死できるって話を聞いたことがあって、そこから半年くらいかな、どのくらい考えたかわからへん。でも、ほぼ毎日、そのことについて考えてた。楽しい日も悲しい日も「200万で安楽死したい?ほんまに?」って自分に問いかけてたけど、いつでもYES。断言できるわけじゃないけど、いつ考えてもどちらかといえばYESだった。

いまだに毎日己がいなくなることを願ってるし、いまだに、今すぐに自分を無かったことにできるかと訊かれたら「YES」だ。
自分の命が枯れることを毎日願っている。絶えず、毎日、自分の身体があることに違和感を覚えており、朝と夜にしっかりとそれを自覚している。死にたいんじゃなくて枯れたい。(殺されたいわけじゃない、この記事を読み勘違いを起こして、誰も私を殺さないでくれ。枯れたいだけなんだ。)
命を繋ぐことそれだけでも、毎日息も絶え絶えである。楽しかったことの余韻だけで日々を生き抜いて、自殺を先延ばしにしてここまで来た。

さて、今年は私の鏡になってくれる人たちに沢山出会った。色んな人に会って、彼らと話すことで、自分のことも少しはわかるようになってきた。
あらゆる分野の人間全員から「よく生きてるね、死んでないのが奇跡のようなものだね」と言われ、、、納得してしまった。
やっぱ、ちゃんとギリギリだったのか。みんなこんな感じだと思っていたよ。
普通みたいなものに憧れていたし、別に頑張れば私だって社会をやれる。学校に行ったり働いたり、一応できるし。ずっと辛かったり、違和感が拭えないのだって、若さ故の微熱だと思っていた。たまたま終わらないだけだって。

身体は、私の肉は、規則正しい"生活"をやれば元気でいられる。一方魂みたいなものはそれを許してない。私のわがままソウルはいつだって、ハレの場を愛する刺激ジャンキーらしい。毎日同じ時間に同じ場所で働く仕事はどれも続かなかったし、そうなんだと思う。もう諦めている。写真家になれたので生きているっぽい。サンキューみんな。サンキュー写真。私を遠くに連れて行ってくれてありがとう。

定住を願う身体と、不安定でしか安定できない矛盾した魂を、これからもやっていくしかないらしい。年齢のせいでないことは、もう何となくわかってしまったし。私にとって命を纏うことは、摩擦のない椅子に座らされるようなもの。みんなは、ふつうに、安心して、座れてるのに、なんで?私はずっと滑り落ちるし、座ろうとするたびに身体が凝るんだが。まぁもういいけどさ。

歳を重ねることに色々見えてきて夢見が悪い。
希望のふりをした只の「勘違い」をぶん殴りに、現実がやってくる。こんにちは今日の命、明日につながるこのトンネルをもう、塞いでしまってもいいですか?

形に起こすほど、知れば知るほど殺伐とした命だな。もう、なるべく孤独をやらないようにしている。
生きているのが気持ち悪い。なんで私の体は肉なんだ。もっと硬いものがよかった。人型の甲殻類になりたい。綺麗だろうし。
自覚したくない、体について。コンプレックスなんて贅沢なもの抱けるのに至らないくらいには。だから写真をやり、他人と話して、自分を世界の背景に押し込んで、私なんてもういないんだって一時的に勘違いさせる。なるだけ、ご機嫌でいられるようにしている。ご機嫌の余韻で眠る。朝はいい夢を見ていたら最高だね、夢の余韻で起きられる。夢を見なかった朝は、そうね、いつも猛烈に消えたい。生きるのがあまりにも面倒になる。
2020年春を過ぎて、飲食店でウチらを区切るパーティションはさいあく。反射が最悪です、私がここにいることを自覚させてくる。パーティション、私に謝って!
鬱を殴り殺し、悲しくても飯を食い、多少働かなくても死なないようにして、なるだけ今日どんな日を過ごしても許されるようにもしたし、なるだけ歩くようにした。実家がなくても多分帰ってこれるであろう場所を作り、毎日好きな人らと笑って過ごし、すぐに飽きる生活に対してはすぐに旅に出られるようにした。いやすごいじゃん、よくやってますねという感じですよね。でも、やっぱ、いなくなりたいし枯れたい。いい加減にして。

写真やってるとまるで私がやりたいことをやっており叶えているように見えるみたいだけど、別にやりたいことじゃない。ただの自殺の先延ばし。売れるのとか、本当に、どうでもいい。もともと、二十代前半で野垂れ死ぬ気でいたんだ。自意識を誤魔化せるのが写真しかなかった。

一年間ギャラリーという場所で、写真に浸りながら人と生活をしたら最高だった。不安定で安定してる私だが、結婚したい。結婚というとわかりやすいから結婚と言っているだけで、なにも結婚じゃなくてもいい、なんとなく家で生活している、生理的に許せる、同居人が欲しい。好きで尊敬できる人だともっと嬉しい。一人でいるとあまりにも、命に似合わない感覚で部屋が埋まる。春から一人暮らしが始まるけれど、あの重苦しくなった部屋がまた再発すること、それが怖い。猫でも飼いたいけど、私はあまりに不安定だから難しいかもしれない。一旦、サボテンとマリモとそれから切花で我慢しようと思う。好きだと感じる知り合いを時々雇って、家事とか一緒にやってもらおうかな。できるだけ、なんとかしていこう。

あと最近は太ってきてすごく嫌だな。ちゃんと動こうと思う。もう少し身体をやれると心がマシかな。ダンス音楽さんぽ料理。

毎日思ってることを書き起こすのもやはり辛いが、これが過程になる日も来るんだと願って。

寝ます。今日も今日とて明日が本当に嫌です。このままずっと眠らせてくれ、楽になった私を見て、誰も泣かないで。

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