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人生の半分くらいの時間、人を撮り続けて思うこと。

写真を撮り始めて13〜4年ほどになりました。
私の元に写りにくる人は、人生の中で落ち込んでいる時期に来ることが多いです。
そしてそのとき、ヌードを撮ることを頼まれることも多いです。
病んだ時期はずっと続くものでなく、写りに来た人でその時期を抜け出した人もたくさんいると思います。

長く活動するにつれ、その時「写真集に使っていいよ、ネットに載せてもいいよ」と言ってもらったものでも、その時だからいいと思えただけじゃないかと懸念することが増えてきました。
(このことを言葉に残しておこうと思ったのは、もう別れた恋人や妻のヌードが写真展で展示されているのを見たからです。今の当事者は本当にそのことを良しとしてるのか懸念が湧いたのです)

健康になり、写ることを卒業して行った人たちとは、なかなか会えることがありません。

かつて撮らせてもらった人たちとまた会って、撮影を通して当時のことと今のことについて話がしたいなあと最近は思っています。
また、会える機会があると嬉しいです。

写ることを卒業して行った一部の人たちから、家族写真を頼まれることがあり、とても嬉しく思っています。
初めの依頼で結婚だったり家族の写真を受けることはできないのですが、いままで撮らせてもらった人たちは、ぜひ撮らせて欲しいです。

出会ってきた人たちと、またこれから写真を通して出会う人たちと、人生の中でいくつか同じ時間を共にできるようこれからも撮り続けていきたいと思っています。

これからも写真を撮り続けていくことが楽しみです。それを通してあなたがたに会えることもまた、楽しみにしています。

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