ユーラシア大陸横断!?ヨーロッパでホームレスを経験した大学生にマニラ0円留学に来た理由を聞いてみた。
”ヨーロッパ横断”という野望を掲げ一人ヨーロッパに飛び立つ。
旅先のホームレス生活やヒッチハイクなど幾多の苦難を乗り越える。
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これらの偉業をわずか20歳という若さで成し遂げたのが
現役大学2年生の、ホリさん。
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今回は彼がヨーロッパで経験したことや
0円留学に参加した背景について伺ってみました。
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1.きっかけはインターンシップで身近に感じた海外
とても活動的なホリさん。
大学まではサッカー部でとにかく部活一筋だったそうです。
サッカーの影響から
”ヨーロッパに1度行ってみたい”
という強い思いが昔からあったそうで、
漠然と海外への憧れを抱いていたそうです。
そんな彼を海外へ駆り出したのは
海外を身近に感じたある出来事でした。
「きっかけは大学の海外インターンシップで香港に行ったことですかね。それまでは海外は遠い存在って認識だったんですけど、初めて海外に降り立った時に意外と近いんだなって思いました。そこから、俺どこでもいけるじゃん。みたいに思って海外がとても身近なものに感じましたね。」
こう思ってから彼の行動は早く、
大学を休学。
バイトを3つ掛け持ちし資金を貯めて
夢だったヨーロッパへ飛び立ったそうです。
2.「ヒッチハイク&ホームレス」
バイトで資金を貯めたホリさんでしたが
その資金は決して十分なものではありませんでした。
そのため、旅先では常に費用を抑えるために
節約を意識して生活していたそうです。
ただ、やはり旅の中で一番お金がかかるのが
”移動費”と”宿泊費”。
「基本的にバスの移動をメインにしていましたが、金がなくなりそうになった時にヒッチハイクをしようと決めました。最初は怖かったんですけど、以外にみんな優しくて結構簡単に乗せてもらえました。会話とかどうするの?ってよく聞かれるんですが、カタコトの英語で何とかなったし、毎回同じような会話の流れになるのである程度のテンプレが出来上がって、そんなに苦労はしませんでしたね笑。」
移動費をヒッチハイクで抑えたホリさんは、
さらに宿泊費を抑えるために前代未聞の海外での野宿を試みました。
「ヒッチハイクの途中で親切に家に招いて一晩止めてくれる方もいました。それも毎回というわけにもいかず、しょうがないから野宿しよーって感じでした。それで初めて野宿したのはロンドンの国立公園でしたね笑。ただやっぱり夜は寒くて、ホームレスの人の隣で寝させてもらったりしてました。彼らとは言葉は通じないけどしっかりコミュニケーションが取れて、とても親切にしてらえたのがいい思い出です。こうやって生きて帰ってこれたのも彼らのおかげです。」
3.留学のきっかけは旅先で感じたフラストレーション
順調に見えた旅のようですが
徐々にホリさんは一つのフラストレーションを抱くようになりました。
それは、
”もっと彼らと話したい”
”彼らに感謝の気持ちをもっと伝えたい”
という思い。
「ヒッチハイクの途中で家に泊めてくれた方がとても親切で、もっと仲良くなりたい。自分の言いたいことを伝えたい。こう思った時に自分の英語力のなさから関係を深められなかったのが悔しかったです。この経験から徐々に”もっと英語を話せたら旅は面白くなるんじゃないか”って思うようになってきて、このまま旅を続けていくことに疑問を持ち始めました。」
次第にこのフラストレーションは膨らみを増し
ホリさんの心の中に
”英語を学びたい”
という強い気持ちが芽生え始めました。
そんな時、たまたまYoutubeでこのマニラ0円の動画を見つけたそう。
この動画を見終わった時、
すでにホリさんは旅を中断する決意をした後に
エントリーフォームを記入していたそうでうす。
5.マニラで得たかけがえのない”刺激”と”経験”
マニラで過ごした3ヶ月
ホリさんには数々の学びがありました
大きな学びは
”英語力”
日々の授業で先生との会話を通し
自分の英語力の向上を日に日に実感したそうです。
また他にも得たものがあったそうで
それが
「仲間」と「刺激」
「ここに集まる人って日本で僕の周りにいないような人ばかりだったのでとても刺激をもらえました。野心とか抱く夢のスケールの大きさとか。こういった面白い人たちと深く絆を深められた事がここにきたほんとによかったなって思います。あと、毎日の業務の中で、海外で働くってこういう事なんだなーってわかった事が大きいですね。海外就職ってなかなかイメージしずらいじゃないですか。それをこの歳で経験できた事が一番大きいかもしれません。」
6.”選択できる”という幸せ
日本にいる時
大学に物足りなさを感じていたホリさん。
最後に、
3ヶ月のマニラ0円留学を終えたにホリさんに
今までの考えとこれからの考えについて伺ってみました。
「日本にいる時は大学ってつまんねーなみたいに思う時もありました。ただこっちにきて選択できるという幸せを感じましたね。フィリピンの人たちって経済的な理由とかからそもそもの選択肢が少ないんですよね。僕みたいに色々な選択肢がある中で迷える事って幸せな事なんだなって実感しました。だから、日本に帰ったら自分の選択に自信と責任を持って行こうって思いました。」
「あと、海外に出た事によって日本にいた時とは違った目線で物事を考察できるようになったので、新たなビジネスチャンスを伺い近い将来に起業してみたいなと思っています。とにかくここで学んだことをそのままにせずに日本で最大限に生かしたいですね。」
海外を身近に感じてから始まった、
”大冒険”。
幾多の困難を乗り越えてきた彼からは
インタビューの最中からも彼の人懐こさや
人柄の良さを伺う事ができました。
ここまで記事を読んでくれたあなたは
今まで一度は
”海外へ行きたい”
と思った事があるはずです。
ほとんどの人が諦めてしまうこの1歩。
その中で勇気を持ってホリさんが踏み込んだ1歩は
彼に20歳とは思えない価値観をもたらしました。
インタビュー・記事作成:テラシマヒロト
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